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こんにちは、ジェネレーションBのTAKUです。
2026年11月29日(日)、東京・両国国技館。WBA世界バンタム級王者・増田陸と、前王者で同級1位の堤聖也が、ついに再戦します。10月14日に正式発表された「U-NEXT BOXING.7」のメインイベントです。
U-NEXTで11月29日17時から独占ライブ配信。月額プランの会員と対象の無料トライアル利用者は、追加のPPVチケット購入なしで視聴できます。これはもう「実現するのか」という話ではありません。決着の日が決まったのです。
後楽園ホールが異様な熱気に包まれたあの夜。
流血しながらも不気味なほどの底力を見せた堤と、プロ4戦目とは到底思えない鋭い左を打ち込んだ増田。
あのヒリヒリするような10ラウンドを目撃したファンなら、「この2人が世界戦の舞台で交わる日」をずっと待ち望んでいたはずです。
2023年8月30日、プロ4戦目だった増田は日本バンタム級王者の堤に挑み、前半を優位に進めながらも後半に押し返され、3-0の判定で敗れました。
あれから約3年。増田はノニト・ドネア、比嘉大吾という実力者を続けて破り、WBA世界バンタム級正規王者に到達しました。
一方の堤は井上拓真を破って世界王者になり、2度防衛。鼻骨骨折による長期離脱で休養王者を経て、現在はWBA同級1位です。10月14日の会見には、かつて獲得した世界王座のベルトを持参しました。
プロで唯一の敗戦を堤につけられた増田。リング上で王座を失っていないという思いを抱える堤。片方は「真の王者の証明」を、もう片方は「奪われたものの奪還」を懸ける。単なるリマッチではありません。
なぜ2023年の初戦では堤が勝てたのか。あれから増田の「神の左」は何を身につけ、堤の「サイクロン」はどこまで回復したのか。数字だけでは見えない、このカードの面白さを掘り下げます。
この記事でわかること
【2026年10月16日更新】11月29日の再戦は正式決定しています。
大会・主要カード・配信条件は帝拳とU-NEXTの公式発表を基準に更新。試合開始時刻は大会の進行で変わります。U-NEXT公式の開催案内も確認してください。
1. 増田陸vs堤聖也の再戦は11月29日に正式決定

2026年11月29日(日)、両国国技館。2023年8月30日に日本タイトルを争った両者が、今度はWBA世界バンタム級のベルトを懸けて12ラウンドを戦います。増田は世界王座の初防衛、堤は王座奪還を狙う一戦です。
| 項目 | 発表済みの内容 |
|---|---|
| 大会 | U-NEXT BOXING.7 トリプル世界タイトルマッチ |
| 開催日 | 2026年11月29日(日) |
| 会場 | 東京・両国国技館 |
| メイン | WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 |
| 王者 | 増田陸(帝拳)/11勝9KO1敗 |
| 挑戦者 | 堤聖也(角海老宝石)/13勝8KO3分・WBA同級1位 |
| 配信 | U-NEXT独占ライブ配信(11月29日17:00開始予定) |
| 視聴料金 | U-NEXT月額プラン対象・追加のPPV料金なし |
| 見逃し配信 | 準備でき次第〜2027年1月17日(日)23:59予定 |
出典:帝拳プロモーション(10月14日発表)/U-NEXT公式視聴案内。情報はいずれも10月16日確認時点のものです。
1-1. トリプル世界戦のメインを飾る
この日は増田vs堤だけではありません。セミファイナルではWBO世界スーパーフライ級王者・寺地拳四朗がハシエル・アマドルと初防衛戦。さらに、ユーリ阿久井政悟が同級WBA王者ダビド・ヒメネスに挑み、世界2階級制覇を狙います。
増田と堤をメインに据えた意味は明白でしょう。ファンが見たいのは、ベルトの数だけではなく、一度交わった拳に、時間がどんな答えを与えたのかという物語です。
1-2. 10月14日の会見――堤が置いた「もう一本のベルト」
会見の席で堤は自分のWBA世界王座のベルトを取り出しました。現在の公式な立場は同級1位の挑戦者。それでも堤は、自分を王者と呼び、この試合を3度目の防衛戦と位置づけています。
堤は2024年10月、井上拓真を破って戴冠。その後2度防衛しましたが、2025年12月のドネア戦で鼻骨を骨折。2026年5月末に休養王者となり、7月末発表のランキングでは休養王者の表示が消え、同級1位に置かれました。リング上で負けていないのに王者の肩書きを失った――その不服がベルト持参という行動に表れたわけです。
一方、増田は会見で堤をタフな相手と認めながら、久々に対面して「少しくたびれた」と感じたと語っています。報道では3ラウンド以内のKOも予告。初戦で敗れた男が、今度は明確な決着を狙う宣言です。
ただ、これは会見での意気込み。3回以内に必ず倒せるという競技上の保証ではありません。私はむしろ、口では早期決着を掲げながらも、序盤の距離づくりにどれだけ冷静でいられるかに増田の成長を見るつもりです。
参照:帝拳の会見全文/日刊スポーツ(堤のベルト持参)/RONSPO(両者の発言)。
1-3. 「WBA王者が2人いる」複雑さを整理する
かつての「WBAスーパー王者ジェシー・ロドリゲス/正規王者増田陸/休養王者堤聖也」という記事内の記述は、堤が2026年7月末に1位へ移ったため、今の公式表示には合いません。11月29日の試合は、正規王者・増田への前王者・堤の挑戦です。
堤が「防衛戦」と呼ぶのは選手本人の心情と主張。公式に発表されている試合の扱いは、増田の初防衛戦です。感情の対立を面白がる前に、まずこの線引きは押さえておきたいと思います。
2. 初戦は堤聖也が判定勝ち――後半の逆転劇
増田陸と堤聖也の再戦がこれほど待たれるのは、2023年の初戦が単なる勝敗以上のものを残したからです。
結果は堤の明確な判定勝ちでしたが、試合の途中までは増田が王者を追い詰めていました。
2-1. 2023年8月30日の試合結果
初戦は2023年8月30日、東京・後楽園ホールで行われました。
試合は日本バンタム級タイトルマッチ10回戦であり、バンタム級モンスタートーナメント準決勝も兼ねていました。
当時の堤聖也は日本王座の3度目の防衛戦。増田陸はプロデビューからわずか4戦目で、初めてタイトルに挑んでいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2023年8月30日 |
| 会場 | 東京・後楽園ホール |
| タイトル | 日本バンタム級タイトルマッチ |
| 試合形式 | 10回戦 |
| 勝者 | 堤聖也 |
| 決着 | 10回判定3-0 |
| 採点 | 96-94、96-94、97-93(※公式発表・報道等に基づく) |
判定はジャッジ3者が堤を支持しました。
採点だけを見れば、王者が後半に試合を取り戻して勝ち切った一戦です。
ただ、増田の評価が下がる敗戦ではありませんでした。
むしろ、プロ4戦目の選手が日本王者を相手に前半の主導権を握り、最後まで一発で流れを変えられる緊張感を保ったことに驚かされました。
堤にとっても楽な防衛ではありません。
第4ラウンドに増田の左アッパーを受け、右目寄りの眉間を深く切りました。
血が目に入り、視界を妨げられる厳しい状況。
それでも堤は試合を投げず、後半に圧力と手数を上げて逆転しています。
増田の才能と、堤の底力が同時に見えた試合。
それが初戦の本質です。
増田が比嘉大吾を破って世界王者になった現在の流れは、以下の記事でも詳しく振り返っています。
増田陸vs比嘉大吾の結果と試合内容を詳しく見る

2-2. 前半は増田、後半は堤

初戦の展開をひと言で整理すると、前半は増田、後半は堤でした。
序盤の増田は、サウスポーから長い右ジャブを何度も突き、堤の接近を止めました。
右ジャブを一発だけで終わらせず、二発、三発と重ねながら距離を保ち、堤が踏み込む瞬間には左ストレートや右フックを合わせる構えを見せています。
堤は上体を沈め、フェイントを使いながら懐へ入ろうとしましたが、増田のリーチと左の威力を警戒しなければならず、思うように攻撃をつなげられませんでした。
第4ラウンド、堤が攻勢を強めた瞬間に、増田の左アッパーが突き上がります。
このパンチで堤がカットし、試合の緊張感は一気に高まりました。
前半5ラウンド終了時の公開採点は、2者が48-47で増田、1者が48-47で堤。増田がわずかに前へ出ていました。
しかし、第6ラウンド以降に堤が変わります。
出血を抱えながらも前進を止めず、パンチの数を増やし、増田を後ろへ押し始めました。
増田は正面の相手に左を合わせる能力が高い一方、初戦当時は横への動きが少なく、真っすぐ下がる場面が目立っています。
堤はそこを逃しませんでした。
距離を詰め、ボディーを混ぜ、連打で休ませない。
第7ラウンド以降は堤の圧力が試合を支配し、増田は受けに回る時間が長くなりました。
それでも増田は崩れません。
最終10ラウンドには再び強い左を振り抜き、逆転を狙いました。
堤も打ち返し、最後は両者が力を出し切ってゴングを迎えています。
◆TAKUのワンポイント
あなたは初戦を、堤が経験で勝った試合と見るでしょうか。
それとも、未完成だった増田があと一歩まで迫った試合と見るでしょうか。
どちらの見方も成立するからこそ、再戦で答えを確かめたくなります。
初戦を確認するときは、2023年の映像と11月29日の新しい試合を混同しないでください。以下は2023年8月30日の堤vs増田を振り返るためのLeminoの案内です。今回の再戦の独占配信先はU-NEXTです。
堤聖也vs増田陸の初戦をLeminoでチェックする

※上記は元記事で2026年7月22日に確認したLeminoの初戦案内です。10月16日時点の作品ごとの配信権利・視聴条件までは再確認できていません。リンク先で作品の公開状況を確かめてください。
Leminoプレミアムを初めて利用する人へ
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Webから登録した場合の月額料金は1,540円(税込)です。無料期間の終了後は自動的に有料契約へ移行するため、無料期間だけ利用する場合は終了日を確認しておきましょう。
また、作品によっては無料体験中に視聴できない場合があります。今回の初戦がLeminoプレミアムへの登録を必要とするかどうかも、作品ページに表示される最新の条件をご確認ください。
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3. 増田陸と堤聖也の戦績比較

初戦から約3年の間に、増田陸と堤聖也はともに世界王者になりました。
ただし、そこへ至る道と勝ち方は対照的です。
ここでは数字だけでなく、戦績の中身から現在の実力を見ていきます。
| 比較項目 | 増田陸 | 堤聖也 |
|---|---|---|
| 年齢 | 29歳 | 30歳 |
| 構え | サウスポー | スイッチヒッター |
| 身長 | 168〜169cm | 165〜166cm |
| リーチ | 175〜177cm(※過去参考値) | 164cm(※過去参考値) |
| プロ戦績 | 12戦11勝9KO1敗 | 16戦13勝8KO3分 |
| KO率 | 75.0% | 50.0% |
| 現在の立場 | WBA正規王者 | WBA同級1位(前王者) |
数字で目を引くのは、増田のKO決定力と、堤の無敗という記録です。リーチの公表値には資料差があるため、以下では過去の参考値として扱います。
増田はリーチが長く、プロでのKO率も75.0%。
遠い距離から試合を終わらせる左を打てます。
一方の堤は、アマチュア101戦、プロ16戦という経験を持ち、左右の構えを切り替えながら相手の得意な形を崩せる選手です。
KO率では増田を下回りますが、手数、持久力、接近戦の強さは数字だけでは測れません。
3-1. 増田陸は11勝9KO1敗――12ラウンドを設計する左
増田陸のプロ戦績は、2026年10月16日時点で12戦11勝9KO1敗。2026年7月20日の比嘉大吾戦以降、新たな公式戦は行われていません。
唯一の敗戦が、2023年の堤聖也戦です。
増田の強さを象徴するのは、やはり左ストレートでしょう。
同じ帝拳ジムの先輩である山中慎介を思わせる強烈な左から、「神の左の継承者」と呼ばれています。
ただし、現在の増田を左だけの選手と考えるのは危険です。
堤戦後の増田は、右ジャブで相手を動かし、左を打つまでの流れを作る能力を高めました。
相手を一発で倒そうと焦るのではなく、ラウンドを重ねながら削り、勝負どころで左を解放する。
試合全体を組み立てる冷静さが加わっています。
その進化がはっきり表れたのが、2026年3月15日のノニト・ドネア戦です。
ドネアの最大の武器は左フック。
増田は不用意に自分の左を振らず、右リードを使いながらドネアを疲れさせました。
そして第7ラウンドに左ストレートでダウンを奪い、第8ラウンドに相手陣営がタオルを投入。
TKO勝ちで世界挑戦権を獲得しています。
比嘉大吾との王座決定戦では、さらに別の面を見せました。
比嘉は高いガードから距離を潰し、フックやアッパーを振ってくる圧力型です。
増田は第4ラウンド終盤に連打を受けてコーナーへ追い込まれ、第6ラウンドにはバッティングによる流血もありました。
それでも崩れず、接近された場面ではクリンチや右アッパーを使い、最終12ラウンドまで戦い切りました。
採点は117-111、117-111で増田、113-115で比嘉。
2-1の判定で世界王座を獲得しています。
増田は「左を当てれば勝てる選手」から、「左を当てるまでの12ラウンドを設計できる選手」へ変わりました。
堤との初戦では、後半に真っすぐ下がって連打を受けました。
比嘉戦では、距離を潰されても試合を壊さず、内側で対処しています。
この変化こそ、再戦で増田を推す最大の根拠です。
3-2. 堤聖也は13勝8KO3分――無敗の元世界王者

堤聖也のプロ戦績は、2026年10月16日時点で16戦13勝8KO3分。前世界王者で、現在はWBA世界バンタム級1位です。
引き分けは3試合ありますが、プロでは一度も負けていません。
堤の強さは、一発の派手さより、相手の長所を受け止めたうえで試合を自分の場所へ運ぶ力にあります。
左右どちらの構えでも戦えるスイッチヒッターで、相手との位置関係に応じて構えを変えます。
距離が合わなければ角度を変え、リズムが悪ければ手数を増やし、苦しくなっても前進をやめない。
リングネームの「サイクロン」そのものです。
増田戦後、堤は穴口一輝との壮絶な日本王座戦を経験しました。4度のダウンを奪って判定勝ちを収めましたが、試合後に穴口が亡くなるという痛ましい出来事が起きています。
その重い経験を背負いながら、堤は世界へ進みました。
2024年10月13日、WBA世界バンタム級王者の井上拓真に挑戦。
技巧に優れる井上に対し、序盤から圧力をかけ、構えを切り替えながら攻撃を分断しました。
第10ラウンドには左フックでダウンを奪い、3-0の判定で世界王座を獲得しています。
2025年12月17日のノニト・ドネア戦では、鼻骨を骨折する厳しい状況に追い込まれました。
呼吸が苦しい中でも第6ラウンド以降に手数とボディー攻撃を増やし、2-1の判定で勝利しています。
堤の試合では、きれいな技術だけでは説明できない場面が何度もあります。
打たれたあとに前へ出る。
出血しても攻撃の回転を上げる。
相手が優位に立ったと思った瞬間から、試合の空気を変える。
そうした精神力は、初戦で増田がすでに体感しています。
堤の不安材料は、激闘によるダメージと試合間隔です。
増田戦、穴口戦、井上拓真戦、ドネア戦と、堤は身体を削る試合を重ねてきました。
鼻骨骨折に加え、以前から抱えていた目の問題の手術も受けています。
休養でどこまで回復できるか、長い実戦間隔が試合勘に影響しないかは、再戦の勝敗を考えるうえで外せません。
ただし、休養は必ずしも弱点だけではありません。
激闘続きだった身体を立て直す時間になれば、増田にとってさらに厄介な堤が戻ってくる可能性もあります。
無敗という数字以上に、堤には「負けそうな試合を負けない」強さがあります。
それは再戦でも、最後まで消えない武器です。
4. 再戦の見どころと勝敗予想

再戦の基本構図は、増田陸の長い距離と強烈な左に、堤聖也がどう入り込むかです。
ただし、初戦の単純な繰り返しにはならないでしょう。
増田は接近戦への対応を身につけ、堤は増田を一度攻略した経験を持っています。
4-1. 距離支配とインファイト
増田が勝つための第一条件は、右ジャブで自分の距離を保つことです。
増田のリーチ差を生かし、堤が踏み込む前に右ジャブを当て、動きを止め、左ストレートの通り道を作りたいところです。
ただ、堤は真正面から同じ構えで入り続ける選手ではありません。
右構えと左構えを切り替え、頭の位置を変え、増田の狙いをずらしてきます。
増田が左を打つ瞬間に懐へ入り、胸を合わせて連打に持ち込めれば、長いリーチを使わせない展開になります。
サウスポー同士の形になった場合と、増田のサウスポーに堤が右構えで向き合う場合では、前足の位置関係が変わります。
堤が構えを変えるたびに、増田は足の置き場所と左を打つ角度を調整しなければなりません。
この細かな位置取りが、見た目以上に重要です。
増田が堤の外側を取り、正面から左を通せれば、堤の前進を止められます。
逆に堤が増田の正面を外しながら内側へ入れば、ボディーから顔面への連打をまとめられます。
初戦では、堤が後半に距離を潰し、増田を真っすぐ後退させました。
再戦では、増田が比嘉戦で見せたクリンチと右アッパーが重要になります。
接近された瞬間に抱えて流れを切るのか。
潜り込んでくる堤へ右アッパーを合わせるのか。
それとも、足を使って横へ逃がすのか。
再戦の勝敗は、増田が左を当てられるかだけでなく、左を打てない時間をどう過ごすかで決まると私は見ています。
◆TAKUのワンポイント
4-2. 増田微有利でも五分の勝負

現時点の勝敗予想を言うと、私は増田陸のわずかな有利と見ます。
理由は、初戦後の伸び幅です。
初戦の増田はプロ4戦目で、10回戦を戦う配分も、後半に圧力を受けたときの逃がし方も十分ではありませんでした。
それでも前半は日本王者の堤を上回り、左アッパーでカットさせています。
現在は、ドネアを相手に右を中心とした戦術を守り、第8ラウンドTKO。
比嘉を相手に接近戦を耐え、12ラウンドの判定を取りました。
初戦で足りなかった要素を、実戦の中で一つずつ埋めています。
さらに、増田には体格と勢いがあります。
世界王座を獲得した直後で、自分のボクシングへの確信も強いはずです。
堤が長期休養明けになることを考えると、序盤の反応速度や試合勘でも増田が先に主導権を握る可能性があります。
それでも、私は大差で増田とは言えません。
堤には、増田の左を実際に受け、それでも後半に押し返して勝った経験があります。
どれだけ危険な距離なのか、どのラウンドから増田の動きが落ちるのか、どの位置で連打を始めればいいのか。
初戦で得た感覚は大きな財産です。
また、増田が比嘉戦で接近戦への耐久力を示したとはいえ、堤の圧力は比嘉と同じではありません。
堤は構えを変えながら連打の角度を変え、休まず前へ出ます。
増田が一度ロープを背負い、そこで長い時間を使わされると、初戦の記憶がよみがえる展開もあり得ます。
増田が勝つ形
右ジャブで前進を止め、中盤までに左ストレートまたは左アッパーで明確なダメージを与える。接近された場面ではクリンチと右アッパーで攻撃を切り、判定でも主導権を渡さない形です。
堤が勝つ形
構えと頭の位置を変えながら距離を潰し、ボディーを含む連打で増田を後退させる。前半を多少失っても、中盤以降に手数と圧力でラウンドを連続して奪う形です。
予想としては増田の判定勝ち、または中盤以降のTKOを第一候補にします。
ただし、堤が後半に競り勝つ展開も十分にある。
感覚としては、増田55、堤45ほどです。
増田微有利。
しかし、勝負そのものはほぼ五分。
一発の威力では増田。
削り合いと精神戦では堤。
どちらの長所が先に相手の形を壊すのか。
あなたは、初戦の経験と現在の勢いのどちらを重く見ますか。
4-3. 「3ラウンドKO予告」は勝敗をどう左右するか
増田の早期KO予告には、初戦の苦い記憶を断ち切りたい気持ちも読み取れます。しかし、私はその言葉を「初回から大振りを続ける」という意味で受け取ってはいません。
堤が最も嫌なのは、一発だけの左ではなく、右ジャブで入口を塞がれ、入るたびに細かく位置を変えられること。前半で増田が安全な距離を支配できればKOの可能性も広がりますが、左を狙いすぎれば、堤は打ち終わりを狙って胸元まで入るでしょう。
一方の堤にとって、初戦のように後半で流れを変えたいとしても、今回は10回戦ではなく12回戦。加えて長期休養明けです。「後半まで粘れば前と同じように勝てる」とは限らない。増田にとっても堤にとっても、2023年の勝ち方・負け方をもう一度なぞることが最も危険だと感じます。
私の現時点の予想は、元記事から変えず増田55:堤45。増田の判定勝ち、または中盤以降のTKOを第一候補とする一方、堤が終盤にポイントを奪い返す可能性は十分に残しています。これは統計モデルの算出値ではなく、TAKU個人の技術的見立てです。
5. U-NEXTでの独占配信・料金・見逃し視聴
11月29日の試合はU-NEXTの独占ライブ配信が正式決定しています。「U-NEXTが最有力」という旧記事の予想は、確定情報に更新しました。
5-1. 11月29日の配信開始は17時、追加PPV料金は不要
U-NEXT公式が案内する視聴条件(10月16日確認)
- 配信開始:2026年11月29日(日)17:00予定(メイン開始時刻とは異なります)
- 対象:U-NEXT月額プラン契約者。対象となる31日間無料トライアル中でも視聴可能
- 追加料金:この大会のPPVチケット購入は不要
- 追いかけ再生:対応。ライブ途中からでも冒頭へ戻して視聴できる機能
- 見逃し配信:準備完了次第〜2027年1月17日(日)23:59まで(公式案内)
U-NEXTのWeb申込による月額プランは2,189円(税込)。初めて対象プランに申し込む人向けの31日間無料トライアルがありますが、条件を満たさない再入会や他経路の課金には注意が必要です。
大会そのものは追加チケットなしで視聴できます。11月29日だけが目的なら、無料トライアルの開始日と終了日、解約期限を計算してから契約するのが合理的です。契約前に公式の対象条件を確認してください。
5-2. Prime VideoやLeminoでは再戦を見られる?
今回の11月29日の興行はU-NEXT独占です。Amazon Prime VideoやLeminoの会員であるだけでは、U-NEXT BOXING.7を視聴できません。初戦をLeminoで振り返る場合と、再戦をU-NEXTで観る場合は契約するサービスが違います。
元記事に掲載していたU-NEXTとPrime Videoの比較リンクは、過去の大会や各サービスの用途を比較する資料として残します。ただし、今回の再戦の視聴先を選ぶならU-NEXT一択です。
- U-NEXT:11月29日の再戦を独占配信。月額2,189円(税込)。対象者は31日間無料トライアルあり。見放題の対象作品は申込前にご確認ください。
- Amazon Prime Video:別興行の観戦には選択肢。ただし11月29日の増田vs堤はPrime Video配信ではありません。
試合当日の登録集中を避けるため、視聴予定の方は事前にログイン・テスト再生を済ませておきましょう。
帝拳の関係試合を予習したい場合は、増田vs比嘉の結果やU-NEXTの操作をまとめた関連記事も参考にしてください。
増田陸vs比嘉大吾のU-NEXT視聴方法を確認する
試合前に確認するのは「配信開始」「対象プラン」「見逃し期限」「端末」の4点
公式案内では海外からの視聴はできません。テレビ・スマホ・PCなど、使う機器でテスト動画を再生してください。ライブ配信は通信量が大きくなるため、安定したWi-Fi回線での観戦をおすすめします。
なお、U-NEXTの10月14日付発表資料では見逃し期限を2026年12月28日と案内していましたが、公式ヘルプの現行掲載では2027年1月17日となっています。期限には公式資料間の差があるため、契約時に最新の作品ページを確認してください。
6. よくある質問(FAQ)
試合日程や配信先の繰り返しではなく、観戦前に知っておきたい5つの疑問をまとめました。質問をクリック(タップ)すると回答が開きます。
Q1. 2人がWBAのベルトを持っているのは、両方とも現役王者という意味ですか?
いいえ。2026年10月16日時点のWBA世界バンタム級正規王者は増田陸。堤聖也は前王者で同級1位です。
堤が10月14日の会見に持参したのは、自身が獲得した世界王座のベルトです。ベルトを手元に持っていることと、団体から現在の王者として認定されていることは別。負傷による長期離脱を経て、リング上で負けずに王座を失った堤が「自分の防衛戦」と語ったのは、その複雑な胸中を表しています。
公式な位置付けは増田の王座防衛戦であり、堤の王座奪還戦です。
参考:帝拳公式サイト
Q2. 日本タイトル戦の10回戦から世界戦の12回戦になると、何が変わりますか?
最大で6分間、戦う時間が長くなります。重要なのは終盤を見越した体力配分と戦術です。
2023年の初戦では、増田が序盤に距離を支配し、堤が後半の圧力と手数で逆転しました。今回は11、12ラウンドまで想定した攻防になります。
追い上げを得意とする堤に時間的な余裕が生まれる一方、増田も3年間で経験を積みました。単純に「2回増えるから堤が有利」とは言い切れません。終盤に足とパンチの精度を保てるのはどちらか。その点が初戦との大きな違いになるでしょう。
Q3. 世界戦が引き分けに終わったら、堤は王座を奪還できますか?
原則として、できません。判定が引き分けなら王者の増田がベルトを保持します。
堤が王座を奪還するには、通常は判定勝ち、KO、TKOなど、挑戦者として勝利する必要があります。引き分けの場合は王者が王座を守るのが基本です。
過去には2025年のWBA世界バンタム級戦で、王者アントニオ・バルガスと比嘉大吾が引き分け、バルガスが王座を保持した例もあります。なお、無効試合など特殊な裁定の場合は別です。
参考:WBA公式報告
Q4. 両国国技館の観戦チケットは、10月16日時点で購入できますか?
2026年10月16日時点で、帝拳の案内は「前売りチケット近日発売」です。公式に一般発売開始を確認できた状態ではありません。
発売日、販売窓口、料金、座席の詳細は、必ず主催者の最新発表を確認してください。「購入ページが見つかった」ことだけで正式な発売開始とは判断しない方が安全です。
最新情報は帝拳ボクシングジム公式サイトで確認できます。
Q5. 日本で契約したU-NEXTなら、海外旅行中もライブ観戦できますか?
いいえ。U-NEXTは今回の「U-NEXT BOXING.7」について、海外からのライブ視聴は不可と案内しています。
国内で契約していても、渡航先からのライブ再生はできません。ダウンロード済みの一部作品を海外で再生できるケースはありますが、生中継とは別の扱いです。
海外滞在中に試合が行われる場合は、帰国後、日本国内から見逃し配信を視聴できるか確認する方法が現実的です。配信期限・視聴条件は変更される可能性があります。
参考:U-NEXT大会公式案内
7. まとめ|3年3カ月を経て世界王座を懸けた決着へ
再戦は決まりました。2026年11月29日、両国国技館、U-NEXTで独占ライブ配信。増田の初防衛戦であり、堤にとっては王座奪還の機会です。
- 2023年8月30日の初戦は、堤聖也が3-0判定で勝利
- 増田陸は12戦11勝9KO1敗。唯一の黒星をつけられた相手と再戦
- 堤聖也は16戦13勝8KO3分。前王者・WBA1位として復帰
- 今回の興行は11月29日、両国国技館。U-NEXTで17時から配信予定
- 勝敗予想は増田55:堤45。ただし接戦を想定
初戦では、若い増田が長い距離と左で前半を取り、堤が血を流しながら後半に押し返しました。
現在の増田は、右ジャブで試合を作り、接近戦を耐え、12ラウンドを戦い切れる世界王者です。
現在の堤は、激闘の傷を癒やしながら、自分の王座を取り戻すための復帰を目指しています。
3年前に日本王座を争った2人が、今度は世界のベルトを懸けて戦う。
増田が唯一の敗戦を清算し、真の王者を証明するのか。
堤が再びサイクロンのような連打で増田をのみ込み、無敗を守るのか。
この再戦には、王座だけでなく、2人が歩いてきた時間そのものが懸かっています。
あなたは「神の左」の完成を見たいですか。
それとも、傷ついても前へ出る堤聖也の意地を見たいですか。
2023年の判定は変わりません。だが、あの夜の敗者が世界王者となり、勝者がベルトを取り戻しに来る――そこまで含めて、このカードは美しい。
誰かの肩書きよりも、実際の拳が何を証明するのか。11月29日、その12ラウンドを見届けたいと思います。



