30秒でわかる結論
- 気温マイナス4℃以下が一斉対策の目安
- 風あたりが強い場所はマイナス1〜2℃でも凍結することがある
- 迷ったら今夜だけ少量の通水で凍結・破裂リスクを下げる

今すぐやること3つ(3分で判断できます)
- 外気温がマイナス4℃以下かを予報で確認して、対策する前提に切り替える
- 蛇口から細く水を1本だけ出す(目安:幅約4mm程度、機種の案内があればそれを優先)
- 追いだき付きなら残り湯を循環口より上に残す(水位条件は機種で違うので取説優先)


こんにちは。ジェネレーションB、運営者のTAKUです。
わかる。情報多すぎて手が止まるやつ。
冬の朝にお湯が出ないと、焦りますよね。
給湯器凍結はどのくらいで起きるのか、何度が目安なのか、何時間で凍るのか、自然解凍はいつ溶けるのか。
このあたりが一気に気になるはずです。
さらに、寒波のタイミングだとエラー表示や、エコジョーズのドレン凍結、追いだきの残り湯、水抜きの要否、電源プラグを抜くべきかどうか、ちょろ出しで水を出す量はどのくらいか(400mLや4mmの目安)、エコキュートでも同じでいいのか、お湯が出ないけど水は出るときの原因など、疑問が雪だるま式に増えていきます。
この記事では、まず結論として「凍結は気温だけじゃなく風や日陰で左右される」という前提を押さえつつ、あなたが今すぐ判断できるように、目安の温度・時間・対策・NG行動までまとめていきます。
この記事でわかること
- 給湯器が凍る目安の気温と条件
- 何時間で凍るかの考え方と時間の目安
- お湯が出ないときの切り分け手順
- ちょろ出しや残り湯など現実的な予防策
7分で対策を判断したい方はこちらの解説動画をどうぞ
本文で詳しく解説している「凍結のサイン」や「NGな直し方」を、視覚的に分かりやすくまとめました。
特に「熱湯をかけてはいけない理由」などは、映像で見るとよりリスクが理解しやすくなっています。
🕒 給湯器凍結対策:目次タイムスケジュール
- [00:00] イントロダクション
- 冬の朝に突然お湯が出ないピンチに、誰でもできる安全な対処法を紹介します。
- [00:52] なぜ給湯器は凍るのか?目安の気温と条件
- 故障ではなくシンプルな理屈。対策の合図は天気予報の「-4℃」です。
- 気温がそこまで低くなくても、風の強さや日陰などの設置環境でリスクは変わります。
- [01:57] 寝る前にできる!2つのシンプルな予防策
- ① 蛇口から鉛筆の芯ほどの細さで水を出し続ける。
- ② 追いだき機能がある場合は、浴槽の循環口が隠れるまで残り湯を残す。
- ⚠️ 注意: 節電のために電源プラグを抜くのは絶対NG!凍結防止ヒーターが動かなくなります。
- [03:13] 凍ってしまった時の正しい対処法
- 一番安全なのは「自然に溶けるのを待つ」こと。リモコンをオフにして気温上昇を待ちます。
- 急ぐ場合は、配管にタオルを巻き、その上から「ぬるま湯」をゆっくりかけます。
- [04:37] 【厳禁】絶対にやってはいけない3つのNG行動
- ① 熱湯をかける: 急激な温度変化で配管が破裂する恐れがあります。
- ② ドライヤー: 熱が集中しすぎて配管やカバーが変形する可能性があります。
- ③ 火で炙る: 火災に直結する極めて危険な行為です。
- [06:08] まとめ:覚えておくべき3つの鉄則
- -4℃予報なら通水、凍ったら自然解凍、熱湯は絶対に使わない。
1. 給湯器凍結はどのくらいで起きる
この章でわかること:凍結を招く気温・環境条件と原因の判断軸
この章では、給湯器まわりが凍る「条件」をはっきりさせます。
気温の目安、凍結までの時間、凍りやすい場所、症状の見分け方、エコジョーズ特有のドレン凍結まで、原因特定に直結するポイントをまとめます。
1-1. 凍結の目安は何度マイナス4℃
まず大前提として、凍結は「気温が0℃を下回った瞬間に即アウト」という単純な話ではありません。
水は0℃で凍り始めますが、配管の中の水は“流れているか”“風で冷やされているか”“金属が露出しているか”で、凍り方が決定的に変わります。
実務的に「対策のスイッチ」を入れる温度として使いやすいのが、マイナス4℃あたりです。
マイナス4℃を下回る予報が出ると、給湯器そのものよりも、屋外に露出している給水・給湯配管や元栓まわりの凍結リスクが上がりやすいです。
さらに厄介なのが、風あたりが強い場所です。
配管から熱が奪われるため、マイナス1〜2℃程度でも「朝だけ出ない」事態が起きることがあります。
日陰も同様で、日中に日が当たれば戻るはずの熱が入らず、冷えが残りやすい。
だから「マイナス4℃じゃないから安心」と決めつけるのは危険です。
給湯器には凍結防止の仕組み(内部ヒーターや自動循環など)がありますが、それは主に“本体内部”や“ふろ循環”を守る仕組みであって、外の配管すべてを守り切れるとは限らないのが重要なポイントです。
配管が冷やされやすい家ほど、ここで差が出ます。
目安の考え方
- マイナス4℃は凍結対策を即実行する合図として使いやすい
- 風・日陰・露出配管があるとより高い気温でも凍結することがある
- 厳寒の地域や強風下では、通常対策だけでは不足する場合がある
凍結リスクの整理(目安)
| 予報の気温 | 風・日陰 | 露出配管/保温状態 | 対策の優先度 |
|---|---|---|---|
| 0℃前後 | 弱い | 保温がしっかり | 低(目視確認中心) |
| 0℃前後 | 強い/日陰 | 露出が多い | 中(通水や保温を検討) |
| マイナス4℃以下 | どちらでも | 一部でも弱点あり | 高(複数対策を併用) |
1-2. 何時間で凍る?配管径で差
凍結までの時間は配管の太さ(口径)と外気温、そして風・露出・保温状態で大きく変わります。前日からの冷え込みが続いている(連続して寒い)状況も、配管温度を下げる大きな要因です。
具体的な目安のひとつとして、外気温がマイナス5℃のとき、13mm径で約3時間、20mm径で約8時間という「凍結の目安」が示されています。

太い配管のほうが凍りにくい理由は、水の容量が大きくなるほど凍結に必要な冷却時間が増えるからです。
逆に、細い継ぎ目やバルブ周り、露出した金属部から先に凍結が始まりやすいです。
ただし「3時間経ったら必ず凍る」という扱いは危険です。
風が強いと冷却スピードが上がり、日陰で日中に温度が戻らないと解凍が遅れます。
同じマイナス5℃でも、設置環境によって凍るまでの時間は前後します。
体感として多いのは、夜〜明け方に冷え込んだ日に「朝だけ出ない」ケースです。
日が出て気温が上がると昼前に復旧することもありますが、最高気温が0℃未満の日が続くと、昼でも解けきらずに凍結が長引くことがあります。
この場合は待ち時間のロスが大きいので、事前の物理対策が効きます。
凍結までの時間イメージ(一般的な目安)
| 外気温の例 | 配管の太さ | 凍結までの目安 | 補足 |
|---|---|---|---|
| マイナス5℃ | 13mm | 約3時間 | 細い箇所から先行して凍りやすい |
| マイナス5℃ | 20mm | 約8時間 | 太いほど耐性は上がりやすい |
家の“凍結リスク”を加速させる要因
- 保温材が薄い、切れている、ズレて金属が見えている
- バルブ周り・継ぎ目・曲がり角などが露出している
- 給湯器が北側で日が当たらない、風の通り道にある
- 前日から冷え込みが続き、配管が冷え切っている
1-3. 風と日陰で凍りやすい場所
給湯器凍結の盲点は、気温だけじゃなく風と日陰です。
風は配管から熱を奪う「強制冷却」を加速させ、日陰は「日中の自然解凍」を妨げます。
同じ気温条件でも風が当たる場所にあるだけで凍結確率は上がります。
特に注意したいのが、建物の北側・通路・駐車場脇など、風が吹き抜ける場所です。
給湯器の下や周囲の配管が壁から浮いていたり、保温材が劣化して隙間ができていると、そこが凍結の起点になりやすいです。
毎年凍結する家は、配管のどこかに弱点が残っていることが多いです。
凍りやすい設置パターン
- 建物の北側で日が一切当たらない
- 通路や駐車場の風の通り道になっている
- 配管が露出していて保温材が薄い・劣化している
- 保温材の継ぎ目やバルブ周辺に金属が見えている
再発を防ぐ“10分チェック”

寒波が来る前日の夕方に、以下の確認を行うだけで凍結トラブルの確率は下げられます。
特殊な工具は不要です。
10分チェックの手順
- 給湯器の周りを目視し、配管の露出部や保温材の切れ目を確認する
- バルブ・継ぎ目・L字箇所に金属の露出がないか確認する
- 強風が当たる場所なら、配管の保温補強や風よけを検討する
注意
保温補強は「配管」に対して行い、給湯器本体に布・毛布・ビニール等を巻き付けるのは避けてください。
1-4. お湯が出ない水は出る原因
「お湯が出ないのに水は出る」状況は、冷水側は通っているため、給湯側の配管が凍結している可能性が上がります。
ただし、凍結以外にも点火不良やガス側のトラブル、リモコンのエラーなどが重なることもあるので、落ち着いて箇所を絞り込みましょう。
まず「どこまでが正常か」を確認してください。
台所だけか、浴室も同様か、複数の蛇口で確認すると原因箇所の特定が早いです。
混合水栓の場合、レバーが中間だと“お湯側が弱っているのに水だけ混ざって出る”見え方になることもあります。
リモコンのエラー表示は判断の重要ポイントです。
エラーが出ていれば、凍結以外(点火不良やセンサー異常)の可能性も残ります。
エラーがなく水だけ出るなら、配管凍結が疑われます。
切り分け手順

- 水(冷水)は正常な勢いで出るか
- リモコンに特定のエラー表示があるか
- 台所と浴室の双方で同じ症状か
- 給湯器周辺で漏水が発生していないか
凍結の疑いが強いときは、無理に操作せず、リモコンの運転を切って気温上昇を待つのが安全です。
復旧後は、配管や接続部から水が漏れていないかも必ず確認してください。
1-5. エコジョーズのドレン凍結とエラー
エコジョーズは、燃焼時に発生する凝縮水(ドレン)を排水する構造です。
極寒の日には、このドレン配管が凍結して排水が詰まり、安全装置が作動してエラー表示で停止することがあります。
通常の給湯器にはない「ドレン」という弱点を把握しておくと判断が早いです。
寒波の朝に「急に止まった」というパターンは、ドレン配管内に溜まった水が凍って詰まることで起きることがあります。
日中に気温が上がって解凍し、排水できれば復旧するケースもあります。
よくある発生フロー
- 寒波の朝に突然給湯が停止する
- リモコンにエラーコードが表示される
- 気温の上昇とともにドレン内の氷が溶け、復旧する場合がある
無理な加熱・分解は避けてください
凍結箇所の特定が難しいケースもあるので、基本は自然解凍を待ち、改善しない場合はメーカーや施工店に点検を依頼してください。
2. 給湯器凍結はどのくらいで直る
この章でわかること:自然解凍の時間目安と確実な再発防止策の判断軸
この章では、「直し方」と「再発させない方法」をまとめます。
自然解凍の待ち時間、ちょろ出しの量、電源プラグの扱い、追いだきの残り湯、水抜きの判断まで、あなたが今夜からできる対策に落とし込みます。
2-1, 自然解凍はいつ溶ける

自然解凍で復旧する時間は、数時間で済むこともあれば、設置環境によっては数日かかることもあります。
判断軸は「外気温の上昇」と「直射日光(設置が日陰かどうか)」です。
冷え込みが一晩限定なら昼前後に戻ることもありますが、日陰で冷えが残ると長引きます。
焦って無茶をするのは避けてください。
凍結した配管は氷の栓が詰まった状態であり、無理に高圧をかけると配管が傷んだり、解凍の瞬間に水漏れが発生したりすることがあります。
確認は、日中の気温が高い時間帯に、慎重に行うのがコツです。
解凍待ちの基本行動
- リモコンの運転はオフにする
- 蛇口は無理に回し続けず、状況を見ながら待機する
- 周辺の配管から水漏れが起きていないか定期的に目視する
どうしても急ぐ場合でも、急加熱は避けてください。
メーカーが案内している範囲で、タオルを巻いて40℃以下のぬるま湯をゆっくりかける方法が示されることがありますが、機種や凍結箇所によって推奨が違うため、実施前に取扱説明書やメーカー案内の確認が前提です。
NG行動リスト
- 熱湯を直接かける(破損のリスク)
- バーナー等の直火で炙る(火災・破損のリスク)
- ドライヤー等の温風を当て続ける(損傷のリスク)

2-2. エコキュートはどのくらい水を出す
蛇口からの「ちょろ出し(通水)」は、凍結対策としてかなり有効です。
ただし、エコキュートは機種ごとに推奨される通水量や設定が変わるため、ガス給湯器の基準をそのまま当てはめて断定しないのが安全です。
ガス給湯器の案内では「1分間に約400mL(幅約4mm)」が目安として示されています。
一方でエコキュートでは「1分間に約200mL(コップ1杯分)程度」を目安にする案内があるなど、基準が違う場合があります。
あなたの機種に合わせる最短ルートは、取扱説明書の「凍結予防」欄の指示を優先することです。
ちょろ出し実行時の厳守事項
- 混合水栓は「最高温度設定」側にして給湯側にも水を通す
- 浴槽に受ける場合は溢れないように水位・排水を確認する
- 水量が不安定なことがあるので開始30分後に再度確認する
料金の不安について
2-3. 電源プラグと凍結防止機能
給湯器の凍結防止ヒーターや自動循環などは、通電が前提の機種が多いです。
節電のつもりで冬場にコンセントを抜くと、凍結防止機能が働かずリスクが上がります。
冬の冷え込みがある期間は、基本的に通電状態を維持してください。
ただし、凍結防止機能が守るのは「本体内部」や「ふろ循環」が中心で、屋外の給水・給湯配管までは守り切れない場合があります。
だからこそ、電源維持に加えて「通水」や「配管の保温補強」をセットで考えるのが現実的です。
機種によって凍結防止の作動条件が違います。
正確な情報は取扱説明書やメーカー公式案内をご確認ください。
判断に迷う場合は専門家に相談してください。
2-4. 追いだき凍結防止は残り湯
追いだき機能付きの場合、浴槽に残り湯を貯めておくだけで、ふろ配管の凍結を予防できる仕組みが用意されていることがあります。
判断基準は「循環口(アダプター)より上に水があるか」です。
ただし水位条件は機種で違います。
例として「循環アダプター上部より5cm以上」や「循環口中心から10cm以上」などの案内があり、条件を満たさないと循環しないことがあります。
あなたの機種の条件に合わせるのが確実です。
今夜やるならこの2つ
- 循環口の条件を満たす水位まで残り湯を残す
- 電源プラグは基本的に抜かない
追いだきの循環は「ふろ側の配管」を守るのが中心です。
給水・給湯配管や元栓まわりの凍結を完全に防ぐわけではないので、寒波の日は通水や保温と組み合わせるのが無難です。
2-5. 給湯器凍結はどのくらい水抜き要点
水抜きは、長期不在や停電、ブレーカーOFFなどで「通電による凍結防止」が使えないときの最終手段として考えるのが基本です。
在宅で電源を維持できるなら、まずは通水や保温で対応し、水抜きは“必要な状況のときだけ”に絞ると失敗が減ります。
水抜きの手順は機種ごとに異なります。
バルブの操作順を間違えると水が抜けきらず、結局凍結して故障する原因になります。
必ず取扱説明書の手順を1ステップずつ確実に実行してください。
作業に不安があるなら、無理に自己判断せず、施工店やメーカーへ相談するのが安全です。
免責とお願い
本記事の数値や手順は一般的な目安です。設置環境・配管状況・機種で最適解は変わります。正確な情報はメーカー公式案内や取扱説明書をご確認ください。判断に迷う場合は専門家にご相談ください。
2-6. まとめ:給湯器凍結を3行で解決

- マイナス4℃予報が出たら、迷わず少量の通水で凍結・破裂リスクを下げる
- 追いだき付きなら、浴槽の残り湯を循環口の条件を満たす水位まで残して寝る
- お湯が出なくなっても熱湯は厳禁。リモコンを切って自然解凍を待つ
迷った時の最終チェック
- 給湯器の電源プラグは刺さっているか(抜くと凍結防止が働かない機種が多い)
- 北側など風が強い場所で配管がむき出しになっていないか(保温材で補強を検討)
- エラーが出ているか(出ていればコードをメモして取扱説明書やメーカー案内で確認)
次の行動
2-7. 寒波が来る前に対策を。給湯器の凍結・破裂を防ぐ「守りの道具」
記事の結論として、マイナス4℃を下回る日は「物理的な対策」が不可欠です。
給湯器本体の機能だけに頼らず、露出した配管そのものを守る道具を揃えることで、翌朝の「お湯が出ない」という絶望や、破裂による高額な修理コストを確実に回避できます。
■ 今すぐ備えるべき3つの選択肢
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