こんにちは。ジェネレーションB、運営者のTAKUです。
ザ・ローリング・ストーンズのファーストアルバムを調べていると、デビューアルバムなのにUK盤とUS盤で話が分かれたり、The Rolling Stonesという同名表記が多かったりで、ここ、気になりますよね。
この記事では、英国盤のオリジナル盤とアメリカ盤の編集盤、『England’s Newest Hit Makers』の違い、収録曲と曲順、「Tell Me」や「Not Fade Away」、「Mona」、「Route 66」、「Carol」、「Walking the Dog」といった代表曲の位置づけまで、あなたが迷いがちなポイントを一気に整理します。
さらに、モノラルとステレオ、疑似ステレオ、リマスター、SACD、ABKCOリマスター、MONO BOX、紙ジャケット、キングレコードの国内初盤、Nanker Phelge、EPとの違い、ビートルズとの対比まで、検索で出やすい関連ワードもまとめて回収していきます。
この記事でわかること
- ファーストアルバムはUK盤かUS盤か
- England’s Newest Hit Makersの違い
- 収録曲と曲順の全体像
- モノラルやリマスターの選び方
1. ザ・ローリング・ストーンズ ファーストアルバムの基本情報
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まずは「結局どれがファーストなの?」という混乱を解消します。
英国盤のオリジナル盤を軸に、US盤の編集意図、日本盤(キングレコードの国内初盤)まで、土台を固めていきます。
1-1. デビューアルバムとUK盤
結論:LPの起点は英国盤
ザ・ローリング・ストーンズのファーストアルバムを「アルバム(LP)」として語るなら、基本は1964年の英国盤がスタート地点です。
ここがいわゆるデビューアルバムとして最も参照される“基準点”になります。
検索でたどり着いたあなたが一番モヤっとするのは、「同名タイトルが多い」「US盤もファースト扱いされる」「日本盤の呼び方が独自」みたいな“表記の渋滞”なんですが、まずは起点を英国盤に置くと一気に整理が進みます。

UK盤は、当時の彼らが現場で鳴らしていたR&B/ブルース/ロックンロールを、そのままの熱量でパッケージした一枚です。
カバー中心なのに「勢い」と「生々しさ」で押し切る感じがあって、初期ストーンズの輪郭が一発で掴めます。
録音もスタジオマジックより“バンドの体温”が勝っていて、ミックのボーカルが荒っぽく前に出る瞬間とか、キースとブライアンの絡みがギリギリで成立している感じとか、全部が若いんですよ。
ここ、気になりますよね。
ここだけ先に結論
UK盤の「事実確認」に強い一次情報
UK盤のチャート周り(カタログ番号や初登場日、週数など)を“客観的に”押さえたいなら、ここは公式集計の情報を参照するのが安心です。
私はこの手の数字を断言で書くのが好きじゃなくて、なるべく一次情報に寄せておきたい派です。
英国でのカタログ番号(LK4605)や初登場日(1964年4月下旬)などのチャート事実は、(出典:Official Charts Company『ROLLING STONES』)で確認できます。
数字の扱い方
チャート順位や週数は、資料の採用基準や表示方法で見え方が変わることがあります。この記事ではあくまで一般的な目安として整理しつつ、最終確認は上の一次情報を基準にしてください。
日本盤(キングレコードの国内初盤)で起きる“別ルートの混乱”
ちなみに日本盤はキングレコード扱いで登場し、当時の帯の有名キャッチ(これがリヴァプールサウンドの決定盤!!)が独り歩きして、国内初盤の話題が別ルートで盛り上がることも多いです。
これ、音源の話というより国内流通と帯文化の話になりやすいんですよ。
だから「UKオリジナル盤を知りたい」のか、「国内初盤としてのストーンズを知りたい」のかで、見るべきポイントが変わります。
コレクター文脈に入ると、盤質や帯の状態、付属品の有無で価値が大きく動くこともありますが、相場は時期で変動するので断言は避けます。
買うなら無理のない範囲で、迷ったら専門店に相談するのが安全です。
まずはここだけ押さえる比較表
| 区分 | 一般的な呼び名 | レーベル | ポイント |
|---|---|---|---|
| UK盤 | The Rolling Stones | Decca | Mona (I Need You Baby)を収録 |
| US盤 | England’s Newest Hit Makers | London | Not Fade Awayに差し替え |
| 日本盤 | 国内初盤(キングレコード) | King | 帯の通称で語られがち |
ここまでを踏まえると、あなたが「ファーストアルバム」を探しているときに、まず“UK盤を軸に置く”だけで、検索迷子はかなり減るはずです。
次のセクションで、US盤の話をきっちり整理しますね。
1-2. US盤と『England’sNewHitMakers』
US盤は「別編集のデビューLP」
アメリカ側の入口が、いわゆるUS盤の編集盤です。
呼び名としては『England’s Newest Hit Makers』が定着していますが、時期やプレスによって表記の揺れが語られることもあります。
ここで大事なのは、US盤を「UK盤の下位互換」みたいに扱わないこと。
US盤はUS盤で、当時の市場に合わせた“売り方の最適化”が入っていて、結果としてアメリカでのデビューLPとして機能しました。
だから「どっちが正しい?」ではなく、「どっちのストーリーを追いたい?」で考えると気持ちいいです。
最大の違いは1曲差し替え
一番わかりやすい違いは、収録曲の差し替えです。
UK盤に入っている「Mona (I Need You Baby)」が、US盤では「Not Fade Away」に置き換えられています。
ここが「UK盤/US盤どっちがファースト?」問題の核心ですね。

しかも「Not Fade Away」は、彼らのアメリカ市場での初動を語る上で外せない曲でもあるので、US盤を入口にすると“最初から加速している感じ”が出ます。
あなたが「まずノリで持っていかれたい」タイプなら、US盤の並びはハマるかもです。
混乱しやすいポイント
- UK盤とUS盤は曲順が似ていて、1曲だけ変わる
- ジャケットや表記がデータベースで揺れることがある
- 同名タイトルが多く、検索結果が混ざりやすい
なぜ差し替えが起きたのか
この差し替えの背景には、当時の“シングルはLPに入れない”という英国の運用と、ヒット曲をLPに入れて売りやすくするアメリカ側の編集方針の違いがあります。
つまり、優劣というより市場の作法が違ったという話です。

英国では「シングルはシングルで買ってね」という考え方が比較的強く、アルバムは別腹。
対してアメリカは、アルバムに“即効性のある曲”を入れて入口を太くする。
ここを理解すると、US盤が「勝手に改変されたやつ」じゃなくて「当時の商習慣の中で成立した作品」だと見えてきます。
曲名表記の小ネタ
US盤では、「Now I’ve Got a Witness」や「Tell Me」の表記が短縮される版が語られがちです。さらに「Tell Me」は、「Tell Me (You’re Coming Back)」のような表記で出ることもあり、再発やデータベースで混乱が起きやすいポイントです。見かけたら「同じ曲かも?」と一拍置いて確認すると失敗しにくいです。
なので「ファーストアルバム」を探しているあなたが、UK盤の曲順で語りたいのか、US盤の流通史(アメリカでのデビューLP)まで含めたいのか。
ここを先に決めるとスッキリします。
私は基本UK盤を軸にしつつ、US盤の編集意図も知った上で聴き比べると、当時の“勢いの作り方”が見えて面白いかなと思います。
1-3. 収録曲と曲順
曲順は「ライブのセット感」が肝
ファーストアルバムの魅力は、収録曲と曲順に“当時のステージ感”が残っていることです。
「Route 66」から始まる流れも最高だし、「Carol」、「Walking the Dog」まで、R&Bセットを一気に浴びる感覚があります。

ここでのポイントは、名曲が入っているかどうか以上に、流れが身体に入ってくること。
アルバムをBGM的に流していても、気づけば足が動くような、あの“ガサついた推進力”があるんですよ。
Side A/Side Bで見ると理解が速い
Side A/Side Bという考え方で見ると、序盤は「掴み」、後半は「粘りとノリ」。
この組み方が、デビューアルバムとしてめちゃくちゃ強いんです。
特にカバー中心のアルバムは、選曲を間違えると散漫になりがちなんですが、ストーンズは「自分たちが今いちばん鳴らせる曲」を、勢いで束ねている。
だから退屈しない。
演奏のラフさとグルーヴが“若さの武器”になっているからかなと思います。
検索が多い曲名
「Tell Me」、「Not Fade Away」、「Mona」、「Route 66」、「Carol」、「Walking the Dog」あたりは、収録位置も含めて押さえると理解が速いです。
収録曲を追うと、初期ストーンズの「ルーツ」が見える
「Route 66」のようなロックンロールの定番、「I Just Want to Make Love to You」みたいなR&Bの芯、「Can I Get a Witness」のようなソウル寄りの押し、そして「Walking the Dog」の軽快さ。
これらをまとめて聴くと、「ストーンズは最初から雑食だった」というより、好きな音楽を自分たちの速度で鳴らしたって感じが強いです。
ビートルズがポップの洗練で勝負していく一方で、ストーンズは泥の匂いを武器にしていく。
その分岐点が、この収録曲の並びだけでもなんとなく伝わるはずです。
歌詞・和訳についての注意
歌詞や和訳を探している人も多いですが、歌詞の全文掲載や長文引用には権利の問題が絡みます。まずは公式のリリース情報や正規のライナーノーツ、配信サービスのクレジット表示などを当たるのが安全です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
曲順の話って地味に見えるんですが、ここを押さえると、再発で曲順や差し替えを見たときに「何が変わったのか」が一瞬で分かるようになります。
次は、その“ただのカバー集で終わらない理由”に踏み込みます。
1-4. 「Tell Me」と「Nanker Phelge」
「Tell Me」は「自作への芽」
このアルバムが“ただのカバー集”で終わらない理由が、「Tell Me」の存在です。
ミックとキース(Jagger/Richards名義)が、作曲家として歩き始めた足跡がここにあります。
今でこそ「Jagger/Richards」はロック史の巨大ブランドみたいになってますが、最初から完成形だったわけじゃない。
むしろ、この時点では“バンドが好きな音楽を鳴らす”が先にあって、そこに自作が混ざり始める。
「Tell Me」は、その境目の匂いがする曲なんですよね。

Nanker Phelgeは「みんなで作る」空気の象徴
もうひとつ重要なのが、Nanker Phelgeという共同ペンネームです。
「Now I’ve Got a Witness」と「Little by Little」がこの名義でクレジットされることが多く、初期ストーンズの「バンドで作る」空気が見えるポイントになっています。
クレジットって、実は音楽の“裏側の政治”が出やすい場所なんですが、この共同名義が使われている時点で、まだ役割分担が固まり切っていない、あるいは“みんなの曲”として成立させたかった温度が見える。
ここ、地味だけど大事です。
聴きどころ
Tell Meは、版によって表記や尺が揺れることがあります。数字はあくまで一般的な目安として捉えて、聴感で「どのテイク(編集)が好きか」を決めるのが楽しいです。データベースで迷ったら、まずは曲そのものを聴いて「同じメロディか」を確認すると早いですよ。
ビートルズとの対比で見えてくるもの
ここを押さえると、後のストーンズがオリジナル中心へ移行していく流れが読みやすくなります。
ビートルズとの対比で語られることもありますが、私は「どっちが上」みたいな話はあまり好きじゃないです。
違いは、戦場が違うだけ。
ビートルズはスタジオでの構築力とメロディの強さが武器になり、ストーンズはルーツの濃度と“生の体温”が武器になっていく。
その差が、「Tell Me」のような自作の芽と、Nanker Phelge的な共同制作の空気に現れている気がします。
この章の結論
- 「Tell Me」はJagger/Richardsの出発点
- Nanker Phelgeは初期の共同制作を象徴
- カバー中心でも「次」が見えるから面白い
ファーストアルバムを“入口”で終わらせず、その後の伸び方まで見通したいなら、Tell MeとNanker Phelgeは外せません。
次は、検索で迷子になりやすいEPの話を片付けます。
1-5. EPとの違い
同名が多い=検索迷子が起きる
混乱の原因として、『The Rolling Stones』という同名タイトルがEPにも存在する点があります。
検索で「ファースト」と打つと、EP(1964年初頭の作品)にぶつかって迷子になる人が多いです。
ここ、気になりますよね。
私も初期は「同じタイトルなのに別物って何?」ってなりました。
ストーンズは同名表記が多いバンドなので、検索結果でジャケだけ見て判断すると、わりと簡単に混線します。

この記事で扱うのはLP(アルバム)
ざっくり整理すると、この記事で扱っているのはファーストアルバム(LP)。
EPは収録曲数や位置づけが別物で、リリース順の語り方も変わってきます。
アルバム(LP)は当時の“名刺”として市場に出されることが多く、曲順やA面B面の設計が強く出る。
一方EPは、もう少し軽いパッケージで、シングルとアルバムの間みたいな位置づけになりやすい。
だから「ファースト」を“何の形式としてのファースト?”で見ないと、永遠に答えが揺れます。
迷わないための見分け方
- アルバム(LP)はSide A/Side Bの12曲構成として語られることが多い
- EPは曲数が少なく、同名表記でも別作品として扱われる
- 検索結果で「EP」と出てきたら、まずLPかどうかを確認する
実践:検索画面でのチェック項目
実際の検索画面では、「曲数」「Side表記の有無」「リリース種別(EP/LP)」「カタログ番号」「収録曲の一致」あたりを見れば、かなり高確率で切り分けできます。
特に曲数は即効性が高いです。
アルバム(LP)の曲数と、EPの曲数は見た瞬間に違うので、まずそこだけ見ればOK。
もし“表記がやたら曖昧なページ”に当たったら、無理にそこで決めず、別の情報源(公式ディスコグラフィーや信頼できる販売ページの仕様欄)に移動した方が早いです。
注意
リリース日や表記は、資料によって揺れが出ることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。迷ったら専門店や詳しいスタッフに相談するのも安全です。
ここまでで「何がファーストで、何が別物か」の地雷はだいぶ撤去できたはずです。
次は、多くの人が一番悩む“再発と音源の選び方”に入ります。
2. ザ・ローリング・ストーンズ ファーストアルバムの再発解説
次は“どの音源を買うべき?”問題です。
モノラルとステレオ、疑似ステレオの落とし穴、ABKCOリマスターやSACD、MONO BOX、紙ジャケットまで、選び方の軸を作っていきます。
2-1. モノラルとステレオ
まず前提:初期ストーンズはモノラル中心で語られがち
ファーストアルバム周辺で必ず出てくるのが、モノラルとステレオの話です。
結論から言うと、この時期のストーンズはモノラル前提で語られることが多く、再発でも“モノで聴く価値”が強調されがちです。
ここで誤解しやすいのが、「ステレオ=上位」「モノ=古い」みたいなイメージ。
60年代前半のロックは、そもそもモノでの完成度が基準になっているケースが多いので、ストーンズも同じ文脈で捉えると納得しやすいです。

モノラルの良さ:塊で押し出すロックンロール
モノラルの魅力は、音が中央に凝縮して、リズム隊とボーカルの塊が前に出ること。
特に初期のR&Bカバーは、この押しの強さがハマります。
ドラムとベースが“前進する壁”になって、そこにギターとボーカルが突っ込んでくる感じ。
ストーンズのファーストって、きれいに整った録音を楽しむというより、勢いの圧を浴びるアルバムなので、モノの一体感がめちゃくちゃ似合います。
おすすめの考え方
ステレオに期待しすぎないのがコツ
逆に、ステレオ的な広がりを期待すると「あれ?」となる人もいるので、そこは期待値を合わせるのが大事です。
特に“左右に分離して定位が気持ちいい”みたいな現代的なステレオ像を求めると、肩透かしになる可能性があります。
もちろん再発や編集で聴こえ方は変わりますが、根っこは「バンドの塊」です。
音の好みは本当に人それぞれなので、レビューの断言を鵜呑みにせず、できれば試聴して決めるのが安心です。
正確な仕様や収録バージョンの確認は、必ず公式情報をご確認ください。
最終的な判断は、必要に応じて専門家にご相談ください。
2-2. 疑似ステレオの注意点
疑似ステレオは“ステレオっぽい別物”
ステレオ表記の盤を見かけたとき、気をつけたいのが疑似ステレオ(電子加工)です。
左右に広がって聴こえるように加工されていても、元がモノラルなら“本当の意味でのステレオ”とは別物になりやすいんですよ。

ここは言い換えると、「原材料がモノなのに、見た目だけステレオにした」みたいなイメージ。
だから、好みに合えばアリだけど、合わない人には違和感が出やすいです。
購入前の注意
疑似ステレオは好みが分かれます。合わない人には聴き疲れの原因になることもあるので、可能なら試聴がおすすめです。最終的な判断はあなたの環境と好み次第なので、迷ったら専門店や詳しいスタッフに相談するのもアリです。
なぜ疑似ステレオが生まれるのか
当時の市場には「ステレオの方が新しい」「高級っぽい」という空気がありました。
だから販売側としても“ステレオ表記”で出したくなる。
そういう事情が重なると、元がモノでもステレオ盤として売られることが起きるわけです。
ここを知っておくと、あなたが中古で盤を見たときに「ステレオ表記=即買い」みたいな事故を避けやすくなります。
判断のコツ:仕様とクレジットを冷静に見る
疑似ステレオかどうかは、商品説明欄に「electronically reprocessed」みたいな表現が書かれていたり、モノ音源由来の注意が書かれていたりする場合があります。
ただ、中古市場や個人出品だと情報が省略されがちなので、無理に賭けないのが大事です。
私は「迷う=まだ買い時じゃない」って判断することも多いです。
ストーンズは出回りが多いので、焦らなくても次のチャンスは来ますよ。
2-3. ABKCOリマスターとSACD
リマスターは“正解探し”より“好み探し”
再発の話で外せないのが、ABKCOリマスターとSACDです。
2000年代以降、この時期のカタログはリマスターの流れが強くなり、音源選びの選択肢が増えました。

ここで大事なのは、リマスターを“答え”として探さないこと。
リマスターは、音のバランスや質感が変わるので、結局はあなたの好みと環境で評価が分かれます。
スピーカーなのかヘッドホンなのか、ボリュームを上げる派なのか小さめで聴く派なのか、それだけでも印象が変わります。
SACDは環境があれば候補になる
SACDは再生環境が必要になりますが、環境が揃っているなら候補に入ります。
SACDを選ぶなら、結局ここが本丸です。
せっかくなら「聴ける」じゃなくて「気持ちよく聴ける」環境に寄せた方が満足度が上がりますよ。
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とはいえ、SACD=常に最高、ではないです。
あなたが「細部の解像度」を求めるなら刺さる可能性があるし、「荒っぽさの体温」を求めるなら、別の盤の方が好きかもしれない。
リマスターは「何が正解」というより、どの方向性が好みかの話になりがちです。
低域が締まって聴こえる盤が好きな人もいれば、荒さが残っている方が“らしい”と感じる人もいます。
TAKU的アドバイス
まずは手に入りやすいABKCOリマスターで全体像を掴んで、物足りなくなったらMONO BOXや別プレスに広げる、という順番が現実的です。最初から沼の深いところに飛び込むと、情報に溺れがちなので。
購入前に確認したいチェックリスト
買う前に見るポイント
- 収録タイトル表記(「Tell Me」の副題など)が揺れていないか
- モノラル/ステレオ/疑似ステレオの記載
- 発売年・レーベル表記・リマスター表記
- あなたの再生環境で再生できる規格か(SACDなど)
仕様(収録バージョンや曲名表記、マスターの違い)は商品ページや公式情報で差が出ることがあります。
購入前の最終確認は、必ず公式サイトや販売元の表記をご確認ください。
価格や入手性も時期で変わるので、相場はあくまで一般的な目安として捉えつつ、無理のない範囲で選ぶのが大事です。
2-4. 『MONO BOX』と紙ジャケット
『MONO BOX』は「流れ」で理解したい人向け
モノラルでまとめて揃えたい人に刺さるのが『MONO BOX』です。
初期から60年代の流れを“モノで一気に”追えるので、ファーストアルバムの立ち位置も理解しやすくなります。
単体で聴くと「荒い!若い!」で終わるところが、流れで聴くと「ここからこう変わるのか」が見えてくる。
これ、ストーンズを深く楽しむうえでかなり大きいです。

紙ジャケットは“音+物語”で楽しむ選択肢
一方で、国内外で紙ジャケットの単体再発が話題になることもあり、「見た目込みで楽しみたい」派にはこっちも魅力です。
キングレコードの国内初盤や帯文化が好きな人は、紙もの要素があるだけでテンション上がると思います。
ジャケットって、音と同じくらい“時代の匂い”を持っているので、そこを重視するのは全然アリです。
選び方の目安
- まとめて追体験したいなら『MONO BOX』
- 1枚ずつ楽しみたいなら紙ジャケットや単体再発
- コレクション性重視なら国内初盤・帯の系譜もチェック
The Rolling Stones In Mono [12 inch Analog] 価格:71900円 |
せっかくMONO BOXまで行くなら、入口から“最終到達点”を置いておくのもアリです。
ストーンズを“気持ちよく大きく鳴らす”なら、アンプで世界が決まること多いです。
ストーンズは理屈よりノリ。
鳴った瞬間に“勝ち”を作るならホーンも強いです。
価格と流通は「追いかけすぎない」くらいがちょうどいい
ただし価格や流通状況は時期によって変動します。
特にボックスや限定要素が絡むと、タイミングで一気に跳ねることもあるので、相場はあくまで一般的な目安として捉えてください。
私は「今すぐ必要か?」を自分に聞くようにしてます。
今すぐじゃないなら、再発や相場の落ち着きを待つのも立派な戦略です。
どうしても迷うなら、専門店や詳しい人に相談するのが安全ですし、最終的な判断はあなたの予算と価値観でOKです。
用途別:ざっくり比較
| 選択肢 | 向いてる人 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 『MONO BOX』 | 初期を流れで追いたい | モノで統一、理解が速い | 一度に出費が大きくなりがち |
| 紙ジャケット | 所有感も楽しみたい | 見た目の満足度が高い | 盤・仕様の違いを要確認 |
| 単体リマスター | まず入口が欲しい | 入手性が良いことが多い | 表記ゆれや収録差分に注意 |
あと、地味だけど効くのがメンテです。
高い盤ほど“汚れの差”がそのままストレスになるので、ここに投資できると体感が変わります。
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2-5. ザ・ローリング・ストーンズファーストアルバム総括
迷ったら「UK盤基準」で答えが出る
最後にまとめると、ザ・ローリング・ストーンズのファーストアルバムは、英国盤(UK盤)を基準に考えると迷いが減ります。
その上で、US盤の『England’s Newest Hit Makers』は「アメリカでのデビューLP」という別の意味で重要で、「Not Fade Away」をアルバムの流れで聴きたいなら魅力的な選択肢です。
要は、あなたが欲しいのは「歴史の基準点」なのか、「アメリカ市場での初速」なのか、その違いですね。

この1枚で解決できる“悩みの型”
あなたの悩み別の答え
- ファーストはどれ?→ LPならUK盤が基準
- England’sNewHitMakersは何?→ US向け別編集のデビューLP
- 曲名表記がバラバラ→ Tell Me副題などの揺れが原因になりやすい
- どれを買う?→ モノラル優先か、入手性優先かで決める
ストーンズは理屈よりノリ。鳴った瞬間に“勝ち”を作るならホーンも強いです。
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最終確認は公式情報、迷ったら専門家へ
大事な注意
リリース日や曲尺、表記(Tell Meの副題など)は資料や版によって揺れることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。購入や機材、再生環境の最終的な判断は、必要に応じて専門家や専門店にご相談ください。

ストーンズをもう少し広い時代で追いたくなったあなたは、ジェネレーションB内の以下の記事も合わせてどうぞ。
流れで聴くと、ファーストアルバムの“出発点としての強さ”がよりハッキリ見えてきます。




