来春に計画される世紀の一戦「井上尚弥 vs 中谷潤人」を巡り、両陣営やライバルたちによる分析と舌戦が激化している。
井上陣営の八重樫東トレーナーが挑戦者・中谷の“特殊能力”への警戒を口にする一方、因縁のライバル、ルイス・ネリは驚きの勝敗予想と共に中谷への対戦をアピールした。

井上陣営・八重樫氏が語る、中谷潤人の“警戒すべき頭脳”
井上尚弥が所属する大橋ジムの八重樫東トレーナーが、挑戦者・中谷潤人の最も警戒すべき点として、その卓越した“ボクシングIQ”を挙げた。
八重樫氏は自身のYouTubeチャンネルで、「中谷選手のパンチの軌道は、第三者が見ているよりもだいぶ読みにくい」と指摘。
さらに「あの子の(ボクシング)IQもだいぶ高い。嫌なこと、嫌なことをめっちゃしてくる。ちょっとでも嫌な顔をすると、そこにつけ込んでくる」と分析し、リング上での対応力と駆け引きの巧みさを“要注意ポイント”として挙げた。
モンスター陣営も、中谷の持つ知的なボクシングスタイルを高く評価し、警戒している様子をうかがわせた。
悪童ネリ、まさかの来日&「中谷が勝つ」と大胆予想
元世界2階級王者のルイス・ネリ(メキシコ)が、26日のキルギスでの試合を前に異例の来日を果たし、都内で練習を公開。
今後の展望について、井上尚弥との再戦よりも先に中谷潤人との対戦を第一希望として熱望した。
さらに、井上vs中谷戦について「もし戦ったら、中谷が勝つんじゃないかと思っている」と大胆に予想。
その理由を「彼(尚弥)は一回倒れた。中谷さんは倒れてないから」と(※実際には中谷もダウン経験はあるが)独自の理論を展開し、「中谷に勝つ自信はある。スリリングな試合になる」と豪語した。
また、「ディズニーランドにも行ったし、日本の全てが好き。住みたいくらいだよ」と意外な日本愛も告白。
元世界4階級制覇王者の田中恒成氏を相手にミット打ちを披露するなど、日本のファンに強烈なインパクトを残した。
中谷潤人を支えるグローバルな絆
中谷潤人の強さを支えるのは、ジムのサポートだけではない。
英ボクシング専門ブランド「BOXRAW」のアジアで唯一の契約選手であり、ベン・アマナ社長が自ら来日して合宿に参加するなど、手厚いサポートを受けている。
アマナ社長は「潤人は人間的にすばらしいし、技術面もすごい。ボクシングを超えたスターになれる」と絶賛。
井上とのビッグマッチについても「潤人を信じている。確信していると言ってもいい」と語り、ブランドとしても全面的にバックアップしていく姿勢を強調した。
世界的なブランドとの強い絆もまた、中谷の自信の源となっている。



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