9月25日、日本のボクシング界を揺るがす二つの大きな動きがあった。
「那須川天心 vs 井上拓真」のWBC世界バンタム級王座決定戦が正式発表され、その舞台裏が明かされた。
一方、井上尚弥の次なる挑戦者と目される中谷潤人も会見に臨み、頂上決戦への思いを語った。

応援よろしくお願いします🔥 https://t.co/wPOZaBVVmS
— 井上 拓真 Takuma Inoue (@takumainoue_122) September 25, 2025
【中谷潤人 活動報告】
— Sports Backs (@backs_sports) September 25, 2025
この度、中谷潤人はTENTIAL様とコンディショニングサポート契約を結ばせていただくことになりました。#TENTIAL #BAKUNE #リカバリーウェア#中谷潤人 #BIGBANG pic.twitter.com/9gUEmcmZ8K
💥 井上尚弥が直訴「拓真を天心選手とやらせてください」
11月24日に「トヨタアリーナ東京」で開催されるWBC世界バンタム級王座決定戦、那須川天心(帝拳)vs 井上拓真(大橋)が正式に発表された。
このドリームマッチ実現の裏には、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥の強い後押しがあったことが、大橋秀行会長によって明かされた。
当初、大橋会長と井上真吾トレーナーは「(拓真が一度)世界王者になってから戦った方がいい」と考えていた。
しかし、尚弥本人から「拓真を天心選手とやらせてください。そっちの方がモチベーションも上がるし、どうしてもやりたい。絶対に勝つから、やらせてください」との直訴があったという。
この兄弟の熱意が陣営を動かし、対戦が決定した。
大橋会長は「予想外の反響で、こっちの方が正解だった」と語った。
会見で井上拓真は、兄・尚弥から「絶対勝てるぞ」と激励されたことを明かし、「王座決定戦で申し分ない相手」と天心を評した。
対する那須川天心は、井上兄弟について「まとめて来るならかかってこいっていう感じ」と強気の姿勢を見せ、「この試合が組まれたということは俺が勝つということ」と自信を語った。
👑 中谷潤人、Sバンタム級への道とライバルたちの戦い
世界3階級制覇王者・中谷潤人(M・T)が、コンディショニングブランド「TENTIAL」とのサポート契約会見に出席。
スーパーバンタム級への本格的な挑戦と、ライバルたちの動向について言及した。
- 井上尚弥戦に向けて:「(来年5月の対戦は)ある程度想定されている。だんだんイメージが膨らんできているので、5月を楽しみにしてもらえれば」と、頂上決戦への自信を覗かせた。
- 天心vs拓真戦について:「すごくいいカード。バンタム級は引き続き日本人選手がひしめく階級なので、面白い試合が多くなってくる」と、自身が返上したベルトを巡る戦いに期待を寄せた。
中谷は12月27日にサウジアラビアで、井上尚弥と同じ興行に出場し、スーパーバンタム級デビュー戦に臨む。

🧠 父・井上真吾が語る、尚弥の「本当の強さ」
井上尚弥の父でありトレーナーの井上真吾氏がインタビューに応じ、アフマダリエフ戦の真相と、尚弥の強さの根源を語った。
強さの最大の秘密
技術や才能以上に、尚弥の「強くなることへの意欲がものすごく強い」ことがストロングポイントだと断言。そしてその根源は「尚は、ほんとにボクシングが好きなんです」というシンプルな事実に集約されると語った。
「井上尚弥VS天心は見られないかな」と冷静に結論づけた。
アフマダリエフ戦のテーマ:試合のテーマは「全ラウンド、ポイントで取ること」。打たれずにポイントをピックアップするという課題を完璧に遂行した。
「衰えた」説を一蹴:真吾氏は「なんでそんなことになるのかがわからない」と一笑。「あれでピークだと思います?」と問いかけ、尚弥がまだ成長途上であることを示唆した。



コメント