井上尚弥を巡るボクシング界の議論がさらに熱を帯びている。
井上からプロ初のダウンを奪ったルイス・ネリが「井上vs中谷」戦の驚くべき予想を立てる一方、先日のアフマダリエフ戦で敗者が「絶望」に至るまでの詳細な分析も報じられた。

無敗か、復活か。
— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) September 24, 2025
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— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) September 23, 2025
🥊 悪童ネリの爆弾発言「中谷が井上尚弥に勝つ」
10月26日にキルギスでの復帰戦が決定した元世界2階級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が、来春に計画される「井上尚弥 vs 中谷潤人」の頂上決戦について「中谷が勝つんじゃないか」と大胆に予想した。
ネリはその理由として、自身とラモン・カルデナスが井上からダウンを奪ったパンチが共に左フックだった点を指摘。
「井上尚弥はああいうフックを苦手にしているんじゃないか」と分析し、長身サウスポーでリーチの長い中谷のスタイルが井上にとってはやりにくい可能性があるとの見解を示した。
さらにネリは、次戦勝利後のターゲットとして中谷潤人との対戦を熱望。
「最も望んでいるカードだ。中谷には勝てる自信がある。彼のスタイルは俺にとってやりやすい」と強い自信を覗かせた。
将来的な井上との再戦についても「もちろんやりたい」と意欲を見せたが、「日本はコンディションがつくりにくい。メキシコかカリフォルニアでやりたい」と注文を付けた。
📸 カメラマンが見た、アフマダリエフ「絶望の瞬間」
ボクシングカメラマンの福田直樹氏が、リングサイドから見たアフマダリエフ戦の詳細を写真と共に分析した。
試合前は自信に満ち溢れ、頑丈そうに見えたアフマダリエフだったが、井上の前ではなすすべがなかったという。
- 5ラウンド: 井上の強烈な左フックで、頑丈な砦が“軟化”した。
- 6ラウンド: 攻勢に出た直後、井上の的確な6連打を浴びて心が折れたように見えた。
- 9ラウンド: 井上のカウンターのショートアッパーが炸裂し、アフマダリエフの顔がグシャリとゆがむ決定的瞬間が訪れた。
福田氏は、インターバル中のアフマダリエフの表情から「『もう、ダメだ…』という絶望を読み取った」と証言。
次に何をすべきか分からない「手詰まり感」が漂っていたといい、井上がいかにして挑戦者の心身を完璧に破壊したかが克明に語られた。
元日本王者の冷静な視点「那須川天心が井上尚弥に追いつくのは難しい」
大きな盛り上がりを見せる「那須川天心 vs 井上拓真」の王座決定戦。
その先に期待される「天心 vs 井上尚弥」のドリームマッチについて、元日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン氏が否定的な見解を示した。
細川氏は「今の(天心の)ペースを見ていると、とてもじゃないけど井上尚弥に追いつけなさそう」と分析。
井上がより上の階級で、世界のトップ王者たちと戦い続け進化しているため、試合をする度に両者の「差は離される」と指摘。
「井上尚弥VS天心は見られないかな」と冷静に結論づけた。



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