9月14日に4団体統一王者・井上尚弥選手(大橋)に挑戦するWBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ選手(ウズベキスタン)が1日、横浜市内で練習を公開しました。
井上陣営もこれを視察し、決戦を前に両者の火花が散っています。
アフマダリエフ「歴史をつくるために来た」と絶対の自信
アフマダリエフ選手は、異例となる試合の約3週間前(8月24日)に来日。
万全のコンディション調整を進める中、公開練習では筋骨隆々の肉体からパワフルなミット打ちを披露しました。
主な発言
✔︎ 気合十分: 「この試合に100%ではなく、150%懸けている。それほど私のキャリアにとってビッグな試合だ」
✔︎ 自信の根拠: 「自分は“最強”でも“最速”でもないが、パンチ、技術、持久力、考える力を総合的に持っている。そこが(井上よりも)優れている」
✔︎ 挑発も: 過去に対戦が実現しなかった経緯に触れ、「彼は逃げていたし避けていた」と主張しました。
米国での最終調整では総スパーリング数が100回を超えるなど、まさに本気モード。
「井上に勝って歴史をつくるために来た」と、”怪物”撃破へ並々ならぬ覚悟を示しています。
井上陣営「輪を一つ大きくしたのが尚弥」
アフマダリエフ選手の公開練習を、井上選手の父である井上真吾トレーナーが視察。
相手の実力を認めつつも、王者の優位性を強調しました。
主な発言
✔︎ 相手の評価: 「シャドーでパワーを感じたし、バランスもすごくいい。アマチュアのベースがしっかりしている」と実力を高く評価。
✔︎ 王者の優位性: 「(アフマダリエフが)パーフェクトな(能力値の)円を描いていると思うが、その輪を一つ大きくしたのが尚弥かな」と、井上選手が全ての面で上回っていると断言。
✔︎ 次戦への覚悟: 「(5月のカルデナス戦でダウンしたような)ああいうイメージの戦い方はさせない」と、万全の準備で臨むことを力強く語りました。
”キャリア最大の強敵”を迎え撃つ井上陣営も、一切の油断なく決戦を見据えています。
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