こんにちは。ジェネレーションB、運営者のTAKUです。
ロマンス詐欺の見分け方をシンガポール絡みで調べている時点で、あなたの直感はかなり良いです。
ここ、気になりますよね。

SNSやマッチングアプリで知り合った相手が、インスタのDMから距離を詰めてきたり、LINE交換を急いだり、WhatsAppやTelegramへ誘導してきたり。
さらに投資や暗号資産、ビットコインの話が出て、出金できない流れになったら要注意です。
この記事では、国際ロマンス詐欺の典型パターンと、ディープフェイクっぽいビデオ通話の違和感、写真の逆画像検索、ドメインのWhois確認など、あなたが今日から使える見分け方をまとめました。
返金をうたう話や警察を名乗る連絡にも触れつつ、シンガポールの公的データベース(ACRA・MAS)で裏取りするやり方まで、手順ベースで解説します。
結婚や将来の話を急にされる、投資詐欺っぽい勧誘が混ざる、暗号資産の送金を促される、出金できないのに追加費用を求められる。
こういう不安があるなら、読み終わる頃には「何を確認して、どこで止めるか」の線引きができるようにしていきます。
この記事でわかること
- シンガポール設定のロマンス詐欺の典型サイン
- LINEやWhatsApp誘導から投資へ繋がる流れ
- ACRA・MASで相手の肩書きや会社を検証する方法
- 出金できない時や返金話が出た時の動き方
【緊急】追加で払え/出金に手数料が必要と言われた人へ(今すぐやること)
- これ以上、1円も送らない。(「最後にこれだけ」は100%追加請求の入口)
- 相手とのやり取りを保存(チャット、送金履歴、口座/ウォレット、URL、スクショ、通話記録)
- 相手をブロックしないで“証拠確保後に遮断”(証拠が取れたら連絡手段を止める)
- 支払い手段ごとに即連絡(銀行・カード・送金サービス・暗号資産取引所)
焦っているときほど「追い金」になります。落ち着いたら上のボタンから該当箇所に飛んで確認してください。
1. シンガポールのロマンス詐欺、その見分け方ACRAのBizFile+法人確認
ここでは、シンガポール在住や金融エリートを名乗る相手が、どうやって信頼を作ってお金に繋げるのかを整理します。
最初の違和感を言語化できると、相手のペースに乗せられにくくなりますよ。
1-1. 国際ロマンス詐欺の特徴
国際ロマンス詐欺は、恋愛感情を利用して相手の判断力を落とし、最終的に送金や暗号資産の送付へ持っていく手口です。
ポイントは、詐欺師が「恋愛」を目的にしていないこと。
目的は最初からお金です。
そして厄介なのは、ハッキングみたいに「勝手に盗まれる」よりも、あなたが自分の意思で送ってしまう形に寄せてくるところです。
優しい言葉、将来の話、共感、こまめな連絡。
こういう“人間関係の気持ちよさ”でガードを下げてから、投資や暗号資産、送金に繋げます。
だいたいの脚本はこの順番
よくある流れは、偶然を装った接触 → 親密化(毎日連絡)→ 将来の話(結婚・同棲)→ お金の話。

この順番が崩れないのが特徴です。
相手の熱量が高く見える時ほど、冷静に「今どのフェーズ?」って確認してみてください。
会ったことのない相手からの投資話は、例外なく危険。
恋愛の話がどれだけ甘くても、お金の話が混ざった時点で冷静に切り分けてください。
心理的には、詐欺はあなたの「優しさ」を使ってきます。
例えば、次のようなスイッチを押されやすいんですよ。
- 一貫性の原理:毎日連絡してるし、今さら疑うのは悪い気がする
- 返報性:こんなに親切にしてくれたから、こちらも応えないと
- 希少性:今だけ、限定枠、チャンス、みたいな煽り
- サンクコスト:ここまで送ったんだから、最後までやれば戻るはず
ここで大事なのは、あなたが騙されやすいとかじゃなくて、人間として自然な反応を狙われているってことです。

だから対策も「根性」じゃなくて「手順」に寄せた方が強いです。
国際ロマンス詐欺のフェーズ早見表
| フェーズ | 相手の行動 | あなたのやること |
|---|---|---|
| 接触 | 間違いメッセージ、偶然の出会い | 個人情報は出さない、移動提案に注意 |
| 親密化 | 毎日連絡、共感、褒め、将来の話 | 話の整合性をチェック、写真検証を始める |
| 誘導 | 投資・暗号資産・副業の話 | その時点で一旦停止、裏取りに切替 |
| 搾取 | 出金できない、追加費用要求 | 追加送金しない、証拠保存、相談へ |
公的な注意喚起として、警察庁のSNS型ロマンス詐欺の解説も参考になります。正確な情報は公式サイトで確認してください。(出典:警察庁「SNS型ロマンス詐欺」)
ここは慎重にいきたいポイントです。被害の状況や送金経路によって、取れる手段や見込みは変わることがあります。この記事の内容は一般的な目安として受け取りつつ、最終的な判断は専門家に相談してください。
1-2. シンガポール在住富裕層の嘘
シンガポールは「金融ハブ」「治安が良い」「英語が通じる」イメージが強いので、詐欺師にとっては肩書きの盛り付けがしやすい国です。
つまり、シンガポールを名乗るだけで、最初の信用が取りやすいんですよね。
典型は、金融関係(銀行・投資・MAS関係者)か、起業家(貿易・IT・物流)。
写真はマリーナベイサンズ、高級レストラン、ゴルフ、車、ジムなど「裕福な生活の記号」を並べてきます。
ここ、つい「すごい人かも」って思っちゃうんですが、写真は盗用でも生成でも作れます。

嘘は“派手さ”より“整合性の薄さ”で出ます
冷静に見たいのは、生活の派手さよりも話の整合性です。
例えば、勤務先や資格を聞いても曖昧、会社名はあるけど説明がふわっとしている、仕事内容が具体的じゃない、時差や現地の小ネタがズレる。
こういう細部のズレが出やすいです。
さらに、シンガポール設定の強みは「距離の理由」が作りやすいこと。
会えない理由を正当化しやすい一方で、時差が小さいので連絡が密になりやすい。
つまり、依存を作る条件が揃っているんですよ。
シンガポール設定は「近すぎず遠すぎない距離」も便利です。
会えない理由を作りやすいのに、時差が小さくて連絡は密にできます。
私がよく見る“富裕層設定”の定番パターン
- 仕事が忙しすぎて会えない(でも連絡は異常にマメ)
- 叔父・親戚が金融当局や大企業(権威で押す)
- 投資の成功体験を小出しにする(あなたも一緒に、を作る)
- 日本文化が好き、日本に住みたい(親近感を作る)
本当に富裕層かどうかより先に、あなたの行動が「送金」に向かっているかを見てください。
どんな肩書きでも、会ったことのない相手が投資・暗号資産に誘導したら危険度は跳ね上がります。
整合性チェックに使える質問例
相手の詐欺確定を狙うというより、会話の中で自然に“具体”を引き出すのがコツです。
具体が出ない・矛盾するなら、あなたの中で危険度を上げてOKです。
- どのエリアに住んでる?近くの駅や有名な店は?
- 仕事の一日の流れは?どんな書類や会議が多い?
- 会社の正式名称(登記名)とウェブサイトの運営者は?
- 投資はどの規制の下で、どんなリスク説明を受けた?
質問への反応で見る危険サイン
| 質問 | 健全な反応 | 危険な反応 |
|---|---|---|
| 勤務先の正式名 | 正式名+役職+業務が具体 | 濁す、話題そらし、怒る |
| 住んでるエリア | 地名+生活の話が自然 | 曖昧、毎回ブレる |
| 投資の仕組み | リスクも含めて説明 | 必ず儲かる、今だけ |
| 会う提案 | 調整の努力が見える | 永遠に先延ばし |
相手が「シンガポールの金融当局にコネがある」など権威を出してきたら、次の章のMASチェックが効きます。
つまり、権威を出してきた瞬間が裏取りのタイミングです。
あと、ここは声を大にして言いたいんですが、本人確認や投資の名目で身分証の写真、セルフィー、銀行口座、暗号資産ウォレットを要求されたら危険です。
悪用の幅が広いので、絶対に渡さないでください。
1-3. マッチングアプリの接触
入口はだいたい、マッチングアプリかSNSです。
Tinder、Pairs、Instagram、Facebook、LinkedIn、言語交換系など、場は何でもいい。
重要なのは、詐欺師側が「偶然の出会い」を演出することです。
よくある口実は、間違いメッセージ、友人と勘違い、ビジネス相手と似ていた、など。
返信した瞬間に「縁」を強調して会話を続けようとします。
ここ、ロマンス詐欺の“入口あるある”なので、見覚えがあるなら警戒度を上げていいです。
マッチングアプリの危ないところは「最初の違和感が薄い」
アプリは出会い目的が前提なので、多少の距離の詰め方があっても「そういうものかな」で流れがちです。
でも詐欺は、距離を詰めるスピードが速いだけじゃなく、詰め方が均一なんですよ。
テンプレのように褒める、共感する、将来を語る。
そこに「あなた個人への具体性」が少ないと危ないです。
ここで見分けやすいサインは、質問の仕方がテンプレっぽいことと、距離の詰め方が不自然に速いこと。
会話が自然なら、相手の生活の細部(仕事の話の具体性、休日の過ごし方、現地の固有名詞)が出てきますが、テンプレ相手は「ふわっとした成功話」ばかりになりがちです。
私がよくやる“会話の安全確認”
「詐欺かどうか」を一発で決めるというより、相手の脚本を崩して反応を見るイメージです。
あなたが疲れない範囲でOKです。
- 質問をひとつ具体的にする(エリア、職種、日常の小ネタ)
- 答えが毎回ブレないかメモる(ブレは嘘のサインになりやすい)
- 相手があなたの話を覚えてるか見る(テンプレだと薄い)
- 外部アプリへの移動提案が早すぎないか見る
会話が盛り上がってる時ほど、チェックはシンプルでOKです。
「移動が早い」「将来が早い」「お金が近い」。
この3つが揃ったら、私は一旦止めます。
写真の扱いも注意
アプリでの写真交換が増えると、相手から「あなたの写真もっと見たい」と言われることがあります。
無邪気に送ってしまうと、なりすましや別の詐欺に転用される可能性もゼロじゃないです。
顔写真や生活が特定できる写真は、送る前に一度立ち止まってください。
違和感があったら、早めに写真の逆画像検索や、プロフィールの一貫性チェックに進みましょう。
後半で詳しくやります。
1-4. LINE交換とWhatsApp誘導
詐欺師は、アプリ側の監視や通報、アカウント停止を避けたいので、早い段階でLINEやWhatsAppへ移動させようとします。
特にシンガポール設定だと「仕事でWhatsAppを使う」「LINEは通知を切っている」など、理由付けが自然っぽく聞こえるのが厄介です。
移動の本当の狙いは“隔離”です
この段階での狙いは、閉じた空間であなたの生活リズムに入り込み、毎日の挨拶や声かけで依存度を上げること。
おはよう・おやすみ・体調気遣いが続くと、気づいたら「相談相手」になってしまいます。
ここ、気づくと沼なんですよね。
そしてプラットフォームを移した瞬間に、あなたの中で「この人とは特別」感が出ます。
詐欺師はそれを狙います。
さらに、周りの友人が見えない場所になるので、第三者のツッコミが入りにくい。
これも大きいです。
アプリ移動そのものが即アウトではないですが、移動が早い+恋愛の熱量が高い+お金の話が近いが重なると一気に危険度が上がります。
相手が使う“よくある理由”と、裏で起きること
| 相手の理由 | 聞こえ方 | 裏の目的 |
|---|---|---|
| 通知切ってる | 忙しい人っぽい | 監視のある場所を避ける |
| 仕事でWhatsApp | 国際感がある | 番号を握って管理する |
| こっちが一番便利 | 合理的 | あなたの生活に入り込む |
| アプリが不安定 | 仕方ない | 通報リスクを下げる |
あなた側の防御設定
「移動しない」がベストですが、もう移動してしまった場合でもできることはあります。
例えば、個人情報を追加で出さない、送金の話が出たら即停止、そして証拠を残す。
ここだけでも守れます。
- 相手の要求(送金・投資・身分証)をスクショで残す
- プロフィールのスクショ、ユーザーID、表示名の変化を記録
- 送金先の口座名義・暗号資産アドレスは必ず保存
- 会話を消さない(消すよう言われたら危険度アップ)
ちなみに、電話番号を渡すこと自体で即被害が出るとは限りませんが、名簿化や他の詐欺アプローチに使われる可能性はあります。
あなた側は「連絡手段を増やさない」が基本です。
ここだけ覚えておけばOK
1-5. ビデオ通話のディープフェイク
昔は「ビデオ通話できた=本人」で安心しがちでした。
でも今は、リアルタイムで顔を差し替えるようなディープフェイク技術が普及してきて、判断材料として弱くなっています。
とはいえ、完璧ではありません。
通話中に見たいのは、顔の輪郭や影、口元の同期、瞬き、そして「横を向いた時の破綻」です。

ただし、最新のAIは横顔にも対応しつつあるので、これだけで安心はできません。
通話中に試せる小さな確認
- 横を向いて話してもらう(違和感が出ることがある)
- 手で頬や口元を一瞬隠してもらう(遮蔽で合成が崩れやすい)
- 部屋の照明を少し変えてもらう(影の落ち方が不自然になりやすい)
ディープフェイクっぽさが出やすい瞬間
個人的に見やすいのは、顔の前を手が通過した時の乱れ、眼鏡や前髪など“顔の一部を隠す要素”の挙動、あとは口元の動きが音声に遅れてついてくる感じです。
肌が不自然にツルっとしてたり、照明が変わっても影が動かなかったりもサインになります。
相手が怒ったり、極端に嫌がったりしたら要注意です。
普通の相手なら「え、なんで?」とは思っても、確認に応じる余地があります。
でも詐欺側は“検証される”のが一番困ります。
また、詐欺側はボロが出るのを避けたいので「回線が悪い」を理由に画質を落としたり、通話時間を短く切り上げたりします。
短時間しか応じない、毎回条件が悪いなら疑っていいです。
声もAIっぽい時がある
最近は、顔だけじゃなく音声のなりすましも混ざることがあります。
声が自然でも安心できないケースがあるので、声の真偽は耳で決めず「要求内容」と「確認手順」で潰すのが安全です。
音声系のAI詐欺も増えているので、声の違和感チェックも役立ちます。
必要なら、サイト内の解説も合わせてどうぞ。

結論
1-6. 殺猪盤の投資と出金拒否
シンガポール絡みのロマンス詐欺で多いのが、恋愛の延長に投資を混ぜるタイプです。
いわゆる「殺猪盤(ピッグ・ブッチャリング)」と呼ばれる手口で、信頼が育った頃に投資サイトへ誘導します。
この手口は、短期で一気に奪うというより、時間をかけて「あなたの中の前提」を作り替えます。
最初は恋愛、次に共同生活、最後に共同資産(投資)。
こうやって“二人の未来”に見せかけて送金させます。

最初の少額成功は、罠の一部です
最初は少額で「利益が出た」画面を見せたり、一度だけ出金できた体験を作って安心させることもあります。

ここが最大の罠です。
出金できた事実があると、人は「このシステムは本物」と思い込みやすい。
だからこそ、詐欺側は最初に“勝たせる”ことがあります。
出金できないは最終警告です。
税金、手数料、保証金、解除費用など、名目が何であれ追加送金を求められたら、その時点で止めてください。
数字の表示は、相手が作ったサイトならいくらでも操作できます。
現実の利益ではなく、あなたの送金額が増えるほど「画面上の利益」も増える、ただの演出だと思った方が安全です。
出金拒否の“名目”は変わります
詐欺は言葉を変えてきます。
あなたが納得しそうな名目に寄せてくるからです。
代表的には、税金、アンチマネロン、本人確認、凍結解除、口座のアップグレード、保証金、監査費用など。
見分け方はシンプルで、出金するために追加で払えが来たら止める。

よくある出金拒否名目と危険度
| 名目 | 言い方の例 | 危険サイン |
|---|---|---|
| 税金 | 先に払えば全額出金できる | 税は通常、出金の条件になりにくい |
| 保証金 | 不正防止のため必要 | 追加送金を正当化する典型 |
| 凍結解除 | 疑わしい取引が検知された | 恐怖で判断を急がせる |
| 本人確認 | 手数料を払えばKYC完了 | 身分証の悪用リスクも上がる |
| VIP/アップグレード | 上位口座にしないと出金不可 | 搾取の引き伸ばし |
もし今まさに「追加で払え」と言われているなら
あなたがやるべきことは、相手を説得することじゃないです。
追加送金を止めること。
これが最優先です。
送れば送るほど、戻る可能性は一般的に下がりますし、サンクコストでさらに判断が鈍ります。
- 追加送金をしない(これが最優先)
- やり取りの証拠を保存(チャット、URL、送金履歴)
- 金融機関やカード会社へ早めに相談(状況で対応が変わる)
- 必要なら警察や消費生活センターへ相談
投資や暗号資産は本来リスク商品です。利益を断定できる話、確実、必ず儲かる、限定枠といった言い回しが出たら、まず疑ってください。最終判断は専門家に相談し、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
2. ロマンス詐欺の見分け方|シンガポールの検証術
ここからは「気持ち」ではなく「データ」で潰すパートです。

相手が名乗る会社や肩書き、投資の正当性は、シンガポールの公的データベースでかなり切れ味よく検証できます。
ポイントは、相手を言い負かすことじゃなくて、あなたが“確信を持って止まれる材料”を集めることです。
疑いがあるのにズルズル続けるのが一番しんどいので、検証で線引きを作っていきましょう。
2-1. ACRAのBizFile+法人確認
相手が「会社経営者」「貿易会社の代表」「投資会社の役員」などを名乗るなら、まずACRA(会計企業規制庁)の情報で法人の実在性を見ます。

シンガポールは法人情報の透明性が高く、基本情報の確認がしやすいです。
ざっくり手順
- 会社名(英語表記)で検索する
- 表示されるステータスが活動中か確認する
- 登録住所を地図で確認し、主張と整合するか見る
ここを押さえると強い:UENとステータス
会社が存在するかどうかだけじゃなく、UEN(法人の識別番号)とステータスをセットで見てください。
詐欺師は「会社名」だけ借りることがあるので、相手が名乗る情報と一致するかが重要です。
ステータスの読み取りイメージ
| 表示例 | ざっくり意味 | あなたの判断 |
|---|---|---|
| Live | 活動中 | 他の要素も合わせて確認 |
| Struck Off | 登記抹消 | 「今も運営中」は矛盾しやすい |
| In Liquidation | 清算中 | 資金話が出るなら危険度アップ |
| Dissolved | 解散 | 現在稼働の主張とズレやすい |
住所チェックは“嘘のコスト”を上げる
登録住所が、相手の主張する「規模」や「雰囲気」と合っているかを見るのも効きます。
もちろん小さな会社でも一等地じゃないことはあります。
ただ、投資会社や大企業を名乗っているのに、説明がつかない住所だったり、話が噛み合わなかったりしたら、あなたの中で危険度を上げてOKです。
会社名が存在しても安心はできません。
実在企業名を勝手に名乗るパターンもあるので、相手が言うUENや住所、担当者名などの整合性をセットで見ましょう。
「会社はある」けど「その人が本物」は別問題
ここが重要です。
法人が実在しても、あなたと話している相手がその会社の人とは限りません。
だから私は、ACRAで会社の実在を見つつ、相手の肩書きや仕事内容が具体的か、メールドメインや名刺情報が整合してるか、過剰な投資勧誘がないか、こういう“周辺情報”を合わせて見ます。
そして、繰り返しになりますが、最終的な判断は専門家に相談してください。制度や表示方法は変わることもあるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
2-2. ACRAのQRコード認証で書類の真偽
詐欺師は「ACRAの登記簿っぽい画像」や「証明書っぽいPDF」を送って信用させようとします。
でも画像は簡単に作れます。
ここで役に立つのが、ACRAの書類に含まれる検証用QRコードやURLです。
ACRAの公式書類(Business Profileなど)には、内容が本物かどうかを検証するためのQRコードや検証用URLが付与されています。
これを読み込むことで、ACRAのサーバー上の正規情報と照合できます。
見ておくポイント
- 送られてきた書類に検証用のQRコードがあるか
- QRのリンク先が公式ドメイン(acra.gov.sg等)であるか
- 表示された内容が、手元の書類画像と一致するか
書類チェックで大事なのは“正しく疑う”こと
詐欺師は、あなたが「書類を見る=信用していい」と感じる心理を利用します。
だから、書類が来た瞬間に安心するんじゃなくて、書類が来た瞬間に検証モードに切り替えるのがコツです。
私がよく見るのは、会社名のスペル、日付、役職、住所、そして“あなたに説明していたストーリー”と一致するか。
ここでズレが出るなら、書類自体が本物でも、相手の説明が嘘の可能性があります。
QRコードを何でもかんでも開かないのも大事です。
詐欺側が偽サイトへ誘導するために、もっともらしいQRを貼るケースもあり得ます。
公式の検証導線を自分で確認し、怪しいリンクは踏まないのが安全です。
「検証できた」でも最後に残る論点
ただし、検証が通ったとしても「その書類の人物が今あなたと話している相手か」は別問題です。
書類の真偽確認は強い武器ですが、本人確認とは切り分けましょう。
相手が本当にその会社の人なら、投資勧誘の前にリスク説明や契約の説明が出てくるはずです。
恋愛の延長で投資に誘導する形自体が不自然なので、書類が出たとしても安心せず、全体の流れで判断してください。
2-3. MASのInvestorAlertList確認
投資や金融サービスの話が出たら、MAS(シンガポール金融管理局)の情報で「そもそも名乗っている業者が規制対象として存在するか」をチェックします。

まず見る2つ
- 金融機関ディレクトリ(規制・登録の有無の確認)
- Investor Alert List(警告対象の確認)
ディレクトリは“免許の有無”を確認する場所
投資商品や金融サービスを提供するには、国ごとに規制や免許が絡みます。
シンガポールの場合も、MASの枠組みの中で監督される形が基本です。
だから相手が「認可されている」「MASの下でやっている」と言うなら、名称や登録情報が確認できるはず、という考え方になります。
超重要
Investor Alert Listに載っていないから安全、ではありません。リストは網羅ではないので、「載っていない=白」とはならないです。
私がここで見る“言い訳”パターン
相手が怪しい時ほど、言い訳がテンプレになります。
あなたが迷いやすいポイントなので、先に型を置いておきます。
- 掲載されてないのは新しいサービスだから
- 海外向けの特別枠だから公開されない
- 代理店だから名簿に出ない
- 機関投資家向けで一般には見れない
こういう言葉が出たら、私は「じゃあ正式な免許情報と規制上の説明をください」で止めます。
まともな事業者なら、説明はできます。
説明できないのに送金だけ求めるなら危険です。
制度や免許の扱いはケースで異なることがあります。だから断定しすぎず、判断に迷ったら専門家へ相談してください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
相手が「MASに認可されている」「規制下だ」と言うなら、ディレクトリ上で名称や免許の種別が確認できるはずです。
確認できないなら、少なくとも話は止めた方が安全です。
2-4. 逆画像検索とWhoisとScamShield
ここは、一般の人でも今日からできる実務パートです。
相手の写真と、相手が勧めるサイトを、最低限のツールで潰します。
写真は逆画像検索
プロフィール写真や高級ライフスタイル写真は、盗用の可能性が高いです。
GoogleレンズやTinEyeなどで逆画像検索をかけて、同じ画像が別人のSNSや別言語圏の投稿に出てこないか確認します。

コツは1枚だけじゃなく複数枚でやること。
詐欺師は「メイン顔写真」だけは慎重に選ぶことがあるので、料理、旅行、車、部屋、手元の写真など、脇の画像も検索するとヒットしやすいです。
スマホでやる時の小技
- 顔が大きく写ってる部分だけ切り抜いて検索する
- スクショしてから検索する(アプリ内保存が面倒な時に便利)
- 背景(ホテル、看板、景色)でも検索してみる
画像を見せられた瞬間に安心しないのが大事です。
画像は証拠じゃなくて、検証の対象です。
サイトはWhoisでドメイン年齢
投資サイトや取引所っぽいサイトは、ドメインが最近作られた急造品のことがよくあります。
Whoisで登録日を見て、相手が言う「創業年」「実績」と矛盾していないか確認します。
さらに見るなら、更新日が不自然に最近、登録者情報が不明(プライバシー保護は普通にありますが)、運営会社情報が曖昧、連絡先がフリーメール、利用規約が雑、こういう“サイトの薄さ”もチェックポイントです。
ScamShieldで照合
シンガポールではScamShieldが詐欺対策として使われています。
電話番号やリンクなど、疑わしい情報の照合に使えるので、シンガポール絡みの案件ならチェックして損はないです。
ここではリンクは貼れませんが、公式の対策プラットフォームとして存在します。
ツールは万能じゃないですが、写真が盗用やドメインが作りたてが出た時点で、ほぼ勝負はつきます。
即チェック用ミニ表
| チェック対象 | 見るもの | 危険サイン |
|---|---|---|
| 写真 | 逆画像検索 | 別人のSNSが出る |
| 投資サイト | Whois登録日 | 数週間〜数か月前 |
| 肩書き | MASディレクトリ | 登録・免許が確認不可 |
| 会社 | ACRA検索 | 存在しない/整合しない |
リンクを踏む前に、これだけは
詐欺の投資サイトは、ログインさせて個人情報を抜いたり、ウォレット接続を促したりすることがあります。
私は、知らないURLはまず踏まない、踏むなら端末とアカウントの安全設定を確認してから、という運用にしています。
あなたも無理しないでください。怖いなら「踏まない」が正解です。
ロマンス詐欺は、あなたの心が弱いからではなく、脳の仕組みを悪用されただけです。
この機会に「騙される心理」の正体を知っておけば、今後一生使える知識になります。
敵の手口を知ることは、あなたとあなたの大切な資産を守る、最も安上がりな投資です。
① ルポ 国際ロマンス詐欺(小学館新書)
価格:1100円 |
- 解決する課題:今の自分の状況を客観視し、「自分だけではない」と冷静になる。
- ここが効く:実際の被害事例や手口がリアルに描かれており、自分の状況と照らし合わせて「答え合わせ」ができる。
- 選定理由
- 記事テーマと完全に合致し、読者の関心そのものである。
- 被害者の心理描写があり、読者が孤独感に寄り添える。
- 新書価格で手に取りやすく、最初の「気づき」に最適。
- 検索キーワード:ルポ 国際ロマンス詐欺 水谷竹秀
② マインド・コントロール(文春新書)
マインド・コントロール 増補改訂版 (文春新書) [ 岡田 尊司 ] 価格:990円 |
- 解決する課題:なぜ相手を信じ込んでしまったのか、その心理的メカニズムを理解して呪縛を解く。
- ここが効く:精神科医が解説する「支配と依存」の仕組みを学ぶことで、記事内の「依存を作る条件」をより深く理解できる。
- 選定理由
- 記事内で触れた「人間として自然な反応を狙われる」理由を医学・心理学的に裏付けできる。
- 詐欺だけでなく、今後の人間関係全般における自衛策になる。
- 「自分は洗脳されていたかもしれない」という気づきを与える。
- 検索キーワード:マインド・コントロール 岡田尊司
③ 影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか [ ロバート・B・チャルディーニ ] 価格:2970円 |
- 解決する課題:詐欺師が使う「返報性」「一貫性」「希少性」などの心理トリガーを完全に理解し、鉄壁の防御力をつける。
- ここが効く:記事中の「心理的スイッチ」の元ネタとも言える世界的名著。プロの手口を論理的に分解しており、読むだけで防御力が上がる。
- 選定理由
- 記事で解説した心理テクニック(一貫性の原理など)を体系的に網羅している。
- 価格は高いが、一生モノの知識として費用対効果が極めて高い。
- 感情論ではなく「科学」として詐欺を捉え直すことができる。
- Amazon検索キーワード:影響力の武器 第三版 ロバート・B・チャルディーニ
2-5. ロマンス詐欺の見分け方 シンガポール編 返金と警察
最後に、一番やられやすい二次被害の話です。
お金を送ってしまった後、返金や回収をうたって近づいてくる「リカバリー詐欺」があります。
よくあるのが、警察や政府機関、弁護士を名乗って「押収した資金を返す」「手数料が必要」「保証金を払えば戻る」みたいな話。

ここはハッキリ言って、危険です。
警察や公的機関を名乗って、SNSやメッセージアプリで送金を要求してくるなら、それは詐欺を疑ってOKです。少しでも不安なら、公式サイトや公式窓口で確認してください。
リカバリー詐欺が刺さる理由
一度送ってしまうと、人は「取り戻したい」が強くなります。
そこに付け込んで、もっともらしい肩書きや、事件番号っぽいもの、押収金の話、裁判手続きの話を持ち出してきます。
あなたが悪いんじゃなくて、心理として自然なんですよ。
でも冷静に考えると、SNS経由で個人に「返金するから先に払え」って構図はかなり変です。
ここは、追加で払った瞬間に損が増える方向にしか動かないことが多いので、止めるのが正解です。
もし送ってしまった場合の現実的な動き方
- 追加送金は絶対にしない(税金・解除費用・保証金も含む)
- やり取りの証拠を保存(チャット、送金記録、URL、スクショ)
- 銀行やカード会社へ早めに相談(状況により対応が変わります)
- 警察の相談窓口や消費生活センターへ相談
あなたがやるべきことは「取り戻す交渉」より「被害を広げない運用」です。
詐欺師は交渉が得意です。あなたは勝負しなくていいです。
回収業者・探偵系の広告にも注意
ネットで返金や回収を検索すると、魅力的な言葉の広告が出ることがあります。
ただ、海外送金や暗号資産が絡むと、現実的に難しいケースも多いです。
ここは断定できませんが、「絶対取り戻せる」「すぐ凍結できる」みたいな言い方は疑ってください。
返金や法的対応は、国をまたぐと難易度が上がります。
状況によって可能性は変わるので、断定はできませんが、少なくとも「手数料を払えば取り戻せる」といった甘い話は信じない方が安全です。
最終的な判断は弁護士など専門家に相談してください。
警察を名乗る詐欺の見抜き方は、サイト内でも詳しくまとめています。電話やSNSで不安を煽られた時の動き方を知っておくと強いです。

まとめると、ロマンス詐欺の見分け方は「感情」ではなく「裏取り」です。

ロマンス詐欺見分け方シンガポールで迷ったら、ACRA・MAS・逆画像検索・Whoisの4点セットで確認し、少しでも矛盾が出たら即ストップ。
正確な情報は公式サイトをご確認ください。
👇時間のない方かはこちらの動画をチェック👇

