【徹底分析】レインボーマン打ち切り理由は放送禁止?歌詞や過激な内容を解説

【徹底分析】レインボーマンの打ち切り理由は放送禁止?歌詞や過激な内容を解説 - レインボーマンの7つのフィギュアが並ぶアイキャッチ画像

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「レインボーマンの打ち切り理由って何だろう?」と疑問に思っていませんか。

1972年に放送され、独特の世界観で人気を博した本作ですが、現在テレビで見る機会はほとんどありません。

その背景には、ひどいとまで言われる敵組織の存在や、放送禁止になったと噂されるほどの過激な歌詞がありました。

この記事では、インドの山奥で修行したのは誰ですか?という基本情報から、彼の師匠は誰ですか?、どんな能力を持っていたのか、そして変身呪文の阿耨多羅三藐三菩提の意味まで、作品の魅力を深掘りします。

さらに、主人公が発狂する衝撃的な展開や、物語の最終回、当時の視聴率はどうだったのかにも触れつつ、現在の配信状況や海外の反応まで、レインボーマンにまつわるあらゆる謎を徹底的に解説します。

この記事でわかること

レインボーマンの基本設定とあらすじ
打ち切りや放送禁止と噂される複数の理由
死ね死ね団の過激な内容や歌詞の問題点
現代におけるDVDや配信での視聴方法

目次

1.レインボーマンの打ち切り理由と噂される作品の概要

インドの山奥で修行したのは誰ですか?
彼の師匠は誰ですか?
変身呪文の阿耨多羅三藐三菩提
レインボーマンの能力は?
好調だった当時の視聴率は?
物語の最終回はどうなった?

1-1.インドの山奥で修行したのは誰ですか?

「行けレインボーマン」の主題歌の歌い出しとしても有名な「インドの山奥」で修行したのは、主人公であるヤマトタケシという青年です。

彼はもともと「下町の黒豹」との異名を持つアマチュアレスリングの選手でした。

しかし、自分の不注意で妹・みゆきが足に障害を負ってしまったことに責任を感じ、彼女の手術費を稼ぐためにプロレスラーになることを決意します。

ただ、その動機は当初「有名になって金持ちになる」という利己的なものでした。

より強い力を求める中で、レスリングの先輩である堀田からインドの聖者の噂を聞き、日本を離れてヒマラヤの奥地へと旅立ちます。

ヤマトタケシの人物像

当初は自信過剰で少し乱暴な性格でしたが、後述する師匠ダイバ・ダッタとの出会いや死ね死ね団との死闘を経て、人類愛に目覚め、沈着冷静なヒーローへと人間的に大きく成長していく姿が、この作品の大きな魅力の一つとなっています。

このように、レインボーマンの物語は、未熟な青年が厳しい修行と戦いの中で真の正義とは何かを学び、成長していく壮大なドラマでもあるのです。

1-2.彼の師匠は誰ですか?

ヤマトタケシの師匠は、インドのヒマラヤ奥地に住む聖者ダイバ・ダッタです。

現地の人々からも深く信仰されている150歳の聖者で、死者を蘇らせるほどの強力な超能力を持っています。

彼は、遥々インドまでやって来たタケシの中に、伝説の七色の戦士「レインボーマン」となりうる素質を見出し、自身の弟子として迎え入れました。

ダイバ・ダッタの指導は、単なる戦闘技術の伝授ではありません。

彼は、民族紛争の場で、一度蘇らせた兵士たちが再び憎しみに駆られて争い始める姿をタケシに見せます。

そして、自身の偉大な力で兵士たちを諭し、武器を捨てさせることで、「本当の強さとは何か」「その力を何のために使うべきか」を教え導きました。

この経験を通して、タケシはそれまでの利己的な考えを改め、自分の力を人々の平和のために役立てようと固く誓うのです。

死後も続く師弟の絆

ダイバ・ダッタは物語の序盤で老衰のために亡くなりますが、その魂はタケシに受け継がれます。

その後も霊体としてタケシの夢枕に立ったり、最大のピンチに現れて助言を与えたりと、最後までタケシを導き続ける重要な存在です。

1-3.変身呪文の阿耨多羅三藐三菩提

レインボーマンに変身する際に唱えられる呪文が「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)」です。

この言葉は、仏教の般若心経などにも出てくるサンスクリット語に由来する言葉で、「この上なく高く、この上なく正しい、完璧な悟り」を意味します。

仏の究極の悟りの境地を示す、非常に神聖な言葉です。

ヤマトタケシはこの呪文を三回唱えた後、「レインボー・ダッシュ・〇〇(化身の名前)!」と叫ぶことで、7つの化身のいずれかに変身します。

この難解で神秘的な響きを持つ呪文は、当時の子供たちに強烈なインパクトを与えました。

多くの子供たちが意味も分からずこの呪文を真似して、レインボーマンごっこに熱中したと言われています。

原作者である川内康範氏の仏教に対する深い造詣が反映された、作品の世界観を象徴するキーワードです。

単なる変身のかけ声ではなく、ヒーローの力の源泉に仏教の崇高な思想を取り入れた点が、『愛の戦士レインボーマン』が他のヒーロー作品と一線を画す大きな特徴となっています。

1-4.レインボーマンの能力は?

レインボーマンの最大の特徴は、7つの異なる化身(フォーム)に変身できる能力です。

これは、状況に応じて姿と能力を変化させる「フォームチェンジ」の要素を本格的に取り入れた、日本の特撮ヒーローの草分け的存在と言えます。

各化身は「陰陽五行思想」と「七曜(日月火水木金土)」に基づいており、それぞれが固有の能力を持っています。

化身名モチーフ主な能力・特徴
ダッシュ1ヨガの体術を極め、関節を外して狭い場所を通り抜ける「蛇変化の術」などを使う。
ダッシュ2高熱火炎を放射する「火炎の術」を得意とする。
ダッシュ3高圧水流「水冷砲の術」を放ち、水中戦や消火活動で活躍する。
ダッシュ4草木木遁の術や松葉手裏剣など、忍者のような技を駆使する。
ダッシュ5全身を黄金に輝かせ、飛行能力と光線技で空中戦を得意とする。
ダッシュ6地中を高速で掘り進む「疾風土煙火の術」や、地震を起こす「地雷震の術」を使う。
ダッシュ7太陽レインボーマンの基本形態。念力や光線技、剣術など多彩な術を操る最強の化身。
レインボーマンの7つの化身(ダッシュ1~7)のフィギュアが横一列に並んでいる様子。
私の自慢のガシャポンコレクションです!

最大の弱点「ヨガの眠り」

レインボーマンは非常に強力なヒーローですが、力を使い果たしてしまうと、意思とは無関係に「ヨガの眠り」という仮死状態に陥るという致命的な弱点があります。

この状態では完全に無防備になり、5時間もの間、石のように硬化して動けなくなってしまいます。

この弱点を敵に突かれ、何度も絶体絶命のピンチに陥りました。

1-5.好調だった当時の視聴率は?

昭和時代の日本の居間で、家族五人がブラウン管テレビを笑顔で囲んでいる様子。父親と母親がソファに座り、その前に娘が三人座ってテレビを見ている。

打ち切りや放送禁止の噂があるため、番組は不人気だったのではないかと思われがちですが、事実は全く逆です。

放送当時の視聴率は非常に好調でした。

具体的な数字としては、平均視聴率が関東地区で15.5%、関西地区では20.5%を記録しています。

これは、当時の子供向け番組としては大ヒットと言える数字です。

実際、番組の人気を受けて関連商品の売れ行きも絶好調で、制作会社だった萬年社の衛藤公彦氏によれば、2年目以降の放送延長も可能なほどの莫大な利益を上げていたとされています。

なぜ1年で放送を終えたのか?

では、なぜ人気絶頂だったにもかかわらず1年(全52話)で放送を終了したのでしょうか。

その理由は、原作者である川内康範氏自身の強い意向があったためだと語られています。

商業的な成功よりも、作品として伝えたいメッセージを1年間で描き切ることを優先した結果であり、視聴率の低迷による「打ち切り」では決してありませんでした。

この事実は、「レインボーマン=打ち切り」というイメージを覆す重要なポイントです。

1-6.物語の最終回はどうなった?

『愛の戦士レインボーマン』の最終回(第52話「虹に翔ける愛の戦士」)は、ヒーローの戦いがまだ終わっていないことを示唆する、非常に含みのある結末を迎えます。

最終話では、デビラー率いる死ね死ね団の残党が国際平和会議の襲撃を企てますが、レインボーマンの活躍によって阻止されます。

しかし、死ね死ね団の首領であるミスターKはすでに海外の拠点へ逃亡しており、組織が完全に壊滅したわけではないことが明かされます。

そして、ヤマトタケシは、足の手術のために海外へ旅立つ妹・みゆきを見送りながら、日本の平和を守るための孤独な戦いを続けていくことを改めて誓うのでした。

ヒーローの宿命を描いた結末

全ての悪を根絶やしにして大団円、という単純な終わり方ではありません。

これは、悪意が存在し続ける限りヒーローの戦いに終わりはなく、平和は誰かが戦い続けることでしか守れない、という厳しい現実を描いています。

最後まで「愛の戦士」としての重い宿命を背負うタケシの姿が印象的なラストシーンです。

2.レインボーマンの打ち切り理由と噂される過激な内容

ひどいと評された死ね死ね団
主人公が発狂したエピソード
問題視された死ね死ね団の歌詞
放送禁止という噂の真相とは
現在の配信状況について

2-1.ひどいと評された死ね死ね団

レインボーマンが戦う敵組織「死ね死ね団」は、その名前のインパクトもさることながら、その設立動機と作戦内容が日本特撮史上でも類を見ないほど過激で、「ひどい」と評されています。

彼らは宇宙人や怪人ではなく、「第二次世界大戦中に日本軍によって家族を殺され、虐待を受けた恨みから、日本人そのものを地球上から抹殺する」ことを目的に結成された、外国人による秘密結社です。

彼らの作戦は、単なる破壊活動に留まりません。

キャッツアイ作戦: 新種の麻薬を日本中に蔓延させ、全国民を精神的に破綻させる。
M作戦: 偽札を大量に流通させてハイパーインフレを引き起こし、日本経済を崩壊させる。
モグラート作戦: 石油タンカーを次々と破壊し、資源や食料を海外からの輸入に頼る日本の弱点を突き、国際的に孤立させる。

このように、日本の社会構造の脆弱性を的確に突いた、極めて現実的で巧妙なテロ行為を次々と実行します。

子供向け番組の域を超えた、生々しいリアリティが死ね死ね団の最大の特徴であり、恐ろしさの源泉でした。

原作者の川内康範氏は、ミスターKという悪の首領を通して、日本が過去に犯した過ちや、現代社会が抱える問題点を逆説的に告発し、二度と戦争を起こしてはならないという強いメッセージを込めたのかもしれません。

2-2.主人公が発狂したエピソード

ヒーロー番組としては極めて異例なことに、主人公のヤマトタケシ自身が敵の策略によって発狂するという衝撃的なエピソードが存在します。

これは、前述の「キャッツアイ作戦」を描いた第9話から第11話にかけての展開です。

死ね死ね団が開発した精神破壊薬「キャッツアイ」入りの飲料を飲んでしまったタケシは、強烈な幻覚に襲われて精神が錯乱状態に陥ります。

さらに、死ね死ね団と繋がりのある精神病院に強制的に入院させられ、電気ショックなどの”治療”によって完全に理性を失った狂人と化してしまうのです。

子供向け番組の限界を超えた描写

正義のヒーローが正気を失い、敵の意のままに操られるという展開は、当時の視聴者に大きな衝撃を与えました。

ヒーローの絶対的な強さではなく、人間の精神的な脆さを生々しく描いたこのエピソードは、レインボーマンという作品の過激さを象徴しています。

最終的にタケシは、師匠から授かった「ヨガの眠り」に入ることで体内の毒素を排出し、自力で正気を取り戻します。

しかし、一度は完全に心が壊れてしまうという描写は、ヒーローが抱える苦悩の深さを際立たせる強烈な物語でした。

2-3.問題視された死ね死ね団の歌詞

レインボーマンの再放送が困難とされる最大の要因の一つが、敵組織のテーマソングである「死ね死ね団のテーマ」の歌詞です。

この歌は、日本人に対する強烈な憎悪をストレートに表現しており、その歌詞の中には「死ね」という単語が実に96回も含まれています。

さらに、「黄色いブタめをやっつけろ」といった、現代の放送倫理では到底考えられない差別的で過激なフレーズが使用されていました。

▼「死ね死ね団のテーマ」歌詞の一部

黄色いブタめを この世から
一人残らず 消してしまえ
死ね! 死ね! 死ね! 死ね!

驚くべきことに、この作詞を手掛けたのは原作者の川内康範氏本人です。

ファンキーで格好良い曲調とは裏腹に、その衝撃的な歌詞は放送当時から問題視され、PTAなどから抗議が寄せられたとも言われています。

この歌の存在が、番組が「放送禁止」と噂される大きな根拠となっています。

2-4.放送禁止という噂の真相とは

結論から言うと、『愛の戦士レインボーマン』は公式に「放送禁止」に指定されたわけではありません

しかし、結果的にテレビで再放送されることが極めて困難な「事実上の放送禁止」状態にあると言えます。

その理由は、単一のものではなく、複数の要因が複合的に絡み合っていると考えられています。

再放送が困難な2大要因

歌詞の問題:前述の通り、「死ね死ね団のテーマ」の過激な歌詞が、現代の放送コンプライアンスに全く適合しないこと。これが最大の障壁とされています。
設定の問題:一部の雑誌媒体で、死ね死ね団の首領ミスターKが「日本軍に家族を殺された朝鮮人」であるかのような記述がされたことがあった、という説です。原作や劇中では彼の国籍は不明ですが、この設定が独り歩きし、国際的な配慮から再放送が自主規制されている、とも言われています。

これらの理由から、高視聴率を獲得した人気番組であったにもかかわらず、地上波のテレビ局が再放送に踏み切れない状況が続いているのが実情です。

番組自体が「打ち切り」になったわけではないものの、その過激な内容が足かせとなり、現代の視聴者から遠ざけられている形です。

2-5.現在の配信状況について

和モダンなリビングルームで、一人の男性が座布団に座り、スマートテレビで動画配信サービスを見ている後ろ姿。テレビ画面には多数の作品サムネイルが表示されている。

地上波での再放送は絶望的ですが、現在レインボーマンを視聴する方法は存在します

最も確実な方法は、東宝から発売されているDVDソフトを購入またはレンタルすることです。

物語の大きな区切りごとに「キャッツアイ作戦編」「M作戦編」といった形で全8巻にまとめられており、全52話を視聴することが可能です。

動画配信サービスでの視聴

過去には、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスで配信されていた時期もありました。

しかし、配信権の都合上、現在は配信が終了していることが多いようです。

今後、再びどこかのプラットフォームで配信が開始される可能性はありますが、常時視聴できるとは限らないのが現状です。

視聴を希望する場合は、定期的に各サービスの配信ラインナップを確認することをおすすめします。

このように、視聴のハードルは決して低くありませんが、ソフトや配信を利用することで、今でも伝説のヒーローの活躍に触れることは可能です。

2-6.総括:レインボーマン打ち切り理由の考察

この記事のまとめです。

レインボーマンは高視聴率の人気番組であり打ち切りではない
放送終了は商業的な理由ではなく原作者・川内康範氏の意向
事実上の「放送禁止」状態で、再放送が極めて困難なのが現状
最大の理由は「死ね死ね団のテーマ」の過激な歌詞
歌詞には「死ね」という単語が96回使用されている
敵組織の首領ミスターKの設定に関する問題も一因とされる
主人公ヤマトタケシはインドの山奥で修行しレインボーマンとなった
師匠はインドの聖者ダイバ・ダッタ
変身呪文「阿耨多羅三藐三菩提」は仏教の悟りを意味する
7つの化身に変身する能力はフォームチェンジの先駆け

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この記事を書いた人

はじめまして!
\ ブログ管理人の「TAKU」です /

50代後半、ブログ運営とWebライティングに取り組んでいます。
これまでの人生で培ってきた経験や趣味をベースに、「大人の楽しみ方」をテーマに情報を発信中です。

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ロックバンド活動や健康管理法

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