9月14日のムロジョン・アフマダリエフ戦を前に、4団体統一王者・井上尚弥選手(大橋)が2日に公開練習を実施。
「過去イチ」のコンディションをアピールするとともに、アフマダリエフ選手の「総合力で上回る」との発言を一蹴しました。
さらに、アフマダリエフ戦の勝利を条件に、12月の次戦が内定したとの海外報道も出ています。
7年ぶり120回スパーで万全「総合力では絶対に負けてない」
井上選手は公開練習前の会見で、「毎度のことで聞き飽きたと思いますが、今回は過去イチです」と、キャリア最高の状態にあることを力強く宣言しました。
✔︎ 充実の練習内容: 元王者マーロン・タパレス選手や帝拳ジムの精鋭サウスポー5名をパートナーに、2018年以来7年ぶりとなる計120ラウンドのスパーリングを消化。プロ転向後初となる出稽古も行い、「初心に戻ることができた」と語りました。
✔︎ 相手の分析と反論: 前日にアフマダリエフ選手が自信を見せた「総合力」について問われると、「ちょっと的を外しているなと。総合力は絶対に負けてない」と笑顔で一蹴。一方で、「唯一怖いのはフィジカル面、パワー面」と冷静に分析し、KOを意識せず勝利に徹する姿勢を示しました。
12月の次戦はピカソとサウジで?海外メディアが報道
アフマダリエフ戦のゴングを待たずして、次戦のニュースが飛び込んできました。
米スポーツ専門局ESPNなどは3日、井上選手が12月27日にWBC1位のアラン・ピカソ選手(メキシコ)と対戦することで合意したと報道。
試合はサウジアラビアの大型興行「リヤド・シーズン」のメインイベントとして有力視されています。
この対戦は、9月14日のアフマダリエフ戦で井上選手が怪我なく勝利することが絶対条件となります。
周辺の動き:大橋会長の反論、中谷潤人の招待
✔︎ アフマダリエフの主張に反論: アフマダリエフ陣営の「2年間避けられていた」との主張に対し、大橋秀行会長は「彼がタパレスに負けたから(対戦が流れ)、こうなった。
順番でそうなっただけ」と事実関係を説明し、反論しました。
✔︎ 中谷潤人を試合に招待: 来年5月の対戦が計画されているWBC・IBF世界バンタム級王者の中谷潤人選手(M.T)とその陣営を9月14日の試合に招待したことを明かしました。これに対し井上選手も「着々とその日に向けて進んでいる」と語り、アフマダリエフ、ピカソと続く防衛ロードを見据えています。
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