本日9月1日、市街地に出没したクマを自治体の判断で銃猟できる改正鳥獣保護管理法が施行されました。
しかし、その施行初日から、全国各地でクマの出没情報が相次いでおり、市民生活への影響は深刻です。
高速道路に「仁王立ちクマ」、車と衝突し死亡
法改正施行に先立つ8月30日夜、北海道滝川市の道央自動車道で、走行中の乗用車とクマが衝突する事故が発生しました。
目撃者によると、体長1.3メートルほどのクマは道路上に二本足で立ち、避けきれずに車と衝突したとのことです。
車は大破したものの、乗っていた4人にケガはありませんでした。クマは事故後死亡したとみられています。
このほか、岩手県盛岡市では本日朝、ローソンや保育園の近くでクマの目撃情報が相次いで寄せられました。
福島県南会津町でも、民家の敷地内にクマが徘徊しているのが目撃されるなど、人里への出没は止まらない状況です。
クマの市街地銃猟解禁、岩手県も体制整備へ
度重なるクマ被害を受け、本日施行された改正法では、一定の条件を満たせば、市町村の判断で市街地でも銃猟が可能になります。
具体的には、農地や河川敷、建物に侵入したクマなどが対象となり、往来の激しい住宅地などは除かれます。
岩手県でも、この法改正に合わせてマニュアルを改定し、緊急銃猟の助言や支援を行うための対策チームを独自に設置。
9月には実践的な訓練を行うなど、クマ対策の体制を急ピッチで整備しています。



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