山間部から市街地まで、クマの目撃・被害情報が全国各地で相次いでいます。
福島県では出没地点を可視化する「獣マップ」が登場し、北海道では最新のDXソリューション「クマハブ」が注目を集めるなど、地域を挙げた対応も活発化。
以下に、7月27日時点での最新事例と取り組みをまとめます。
福島県会津若松市:「獣マップ」公開で出没地点の可視化
クマやイノシシの目撃情報が多発する中、会津若松市は「獣マップ(じゅうマップ)」をWEB上で公開。
市民がリアルタイムで出没場所・日時・頭数などを確認できるようになりました。
「獣マップ」スタートアップマニュアル
市は市民に対し、「クマを人里に引き寄せない生活習慣の徹底」を呼びかけています。
北海道標津町:DX対策「クマハブ」を紹介するフォーラム開催
2025年9月9日、「熊鹿フォーラム」が北海道標津町で開催予定。
登壇するエゾウィン株式会社は、ヒグマ対応ソリューション「クマハブ」の導入事例「標津モデル」を紹介します。
市街地対応の難しさに挑む実証モデルは、今後全国での横展開も期待されます。
奈良県宇陀市:「祭り中止」に追い込まれるツキノワグマ目撃
7月26日午前、奈良県宇陀市室生ダム付近でツキノワグマが目撃されました。
市民が撮影した写真で確認されたことを受けて、以下の対応が実施されています。
観光や地域イベントへの影響が拡大中であり、山間部周辺地域では特に注意が必要です。
長野県中野市:養鶏場の被害クマをカメラが撮影
7月26日、長野県中野市内の養鶏場でニワトリ26羽が襲われる被害が発生。
県が設置した監視カメラに、体長約130cmの成獣クマが写っており、犯行の疑いが濃厚です。
北海道斜里町:温泉ライダーが「1日3回遭遇」の恐怖体験
7月13日、北海道斜里町で日帰り温泉を訪れたライダーが3回もクマに遭遇。
うち2回はクマの親子との至近遭遇で、入浴中にもヒグマのダッシュを目撃するなど、恐怖の一日となりました。
「ただただ恐怖でした。もう固まってしまった」と語る撮影者。
温泉や観光エリアでもクマ出没が報告されており、レジャー中も警戒が必要です。
まとめ:広がる出没範囲と対応の進化
地域 | 事象 | 特徴 |
---|---|---|
福島県 | 獣マップ公開 | 市民向けにリアルタイム表示 |
北海道 | クマハブ(DX対策)導入 | 警察・自治体の連携強化 |
奈良県 | 祭りが中止 | 観光・イベントにも影響拡大 |
長野県 | 養鶏場で家畜襲撃 | 監視カメラでクマ撮影 |
北海道斜里町 | 観光中に3度遭遇 | 日帰り温泉での危険 |
防災アドバイス
- ✅ クマ目撃情報は速やかに通報
- ✅ 果実や生ゴミは屋外に放置しない
- ✅ 登山・散策時は複数人で行動、音を出す
- ✅ 最新のマップや行政情報に常にアクセス



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