連日、クマによる目撃情報や人身被害のニュースが報じられています。特にこの数日は、住宅地や商業施設近くでの出没、そして恐ろしい「クマ外傷」の実態など、クマ問題の深刻さが改めて浮き彫りになっています。
山形市北部でクマ駆除:住宅地・商業施設近くに出没
7月25日正午過ぎ、山形市八幡前で体長約1mのクマ1頭が猟友会によって駆除されました。
このクマは、7月23日から山形市北部で相次いで目撃されていた個体と同じ可能性が高いと見られています。
目撃情報は多岐にわたり、23日朝には長町1丁目や千歳2丁目、24日には山形ジャンクション付近や、ヨークベニマル山形嶋店西側の田んぼといった商業施設近くでも確認されていました。
25日午前にはスイカの食害も見つかるなど、人里での活動が活発化していたようです。
山形市と警察は引き続き住民に注意を呼びかけており、「クマのエサとなる生ごみや果物などを屋外に放置しないこと」や「隠れ場所になる家の周りの草や藪を刈り取ること」といった基本的な対策の徹底を促しています。
福島県会津美里町で自転車の10代男性がクマに遭遇
7月25日午前6時40分ごろ、福島県会津美里町赤留字堂ノ前地内の主要地方道会津高田柳津線上を自転車で走行中の10代男性が、路上にいる体長約1mのクマを目撃しました。
クマはその場から立ち去ったため、人的被害はありませんでした。
警察が周辺住民に警戒を呼びかけています。
北海道斜里町:温泉道中で1日3度もクマと遭遇する恐怖体験
北海道斜里町の自然温泉へ続く山道で、ライダーが1日に3度もクマと遭遇するという恐ろしい体験が報じられました。
まず、温泉へ向かう山道で親子のクマを目撃。
撮影者がバイクをUターンさせてやり過ごしたものの、その後目的の温泉に到着し入浴中に、数十メートル先にヒグマが猛ダッシュしている姿を目撃したといいます。
「襲われたらひとたまりもない…」という恐怖から、予定より早く温泉を後にしました。
しかし、帰宅の途中でも再びクマ親子の姿に遭遇。
楽しいはずの日帰り温泉が、終始クマへの恐怖と隣り合わせの体験となってしまい、目撃者は「ただただ恐怖心というか、怖いなというのが1番」「身動きが取れなくて、固まってました」と語っています。
広がるクマ被害の現状と対策
これらのニュースは、クマの生息域が拡大しているだけでなく、人里への出没が常態化している現状を示しています。
私たち自身が、クマの生態と危険性を理解し、基本的な対策を徹底することが、悲しい事故を防ぐための第一歩となるでしょう。



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