首都圏の観光地や都心近郊で、クマの出没が相次いでいます。
神奈川・大山でクマ再び目撃、例大祭も一時中断
神奈川県伊勢原市の観光名所、大山のふもとにあるケーブルカー駅の近くで、クマの姿がセンサーカメラに捉えられました。
体長1メートルを超えるツキノワグマとみられ、8月17日の目撃情報に続き、27日にも同じ場所で確認されました。
当日は大山阿夫利神社の秋季例大祭が開催されており、出没情報を受けて、みこしの神幸行列が一時中断される事態となりました。
市は「市民や観光客の動線に固執しているように見られる」として、捕獲を前提に県と調整を進めています。
都内でもクマの脅威、駐車場を疾走する姿がカメラに
クマの脅威は、首都圏の山間部にも深く迫っています。
東京・奥多摩町では、渓流釣りの男性がクマに襲われ負傷する事案が発生。
さらに、その数日前には、より市街地に近い青梅市でクマが目撃されました。
目撃者は「ゴールデンレトリバーくらいの大きさだが、筋肉がすごい」と語り、駐車場を全速力で疾走するクマの姿が防犯カメラにも記録されていました。
行政は「年々多くなっている印象」と述べ、すでに捕獲檻を設置し、駆除も視野に入れた対応を始めています。
AIでクマ被害を防ぐ—最先端の対策も進む
クマによる被害を防ぐため、最先端の技術を活用した対策も始まっています。
福島県の会津大学では、AIにクマの特徴を学習させ、出没を自動で検知して警報を出す「野生動物警報装置」を開発しました。
このシステムは、クマが通学路に現れた際、登校前の住民にメールで知らせるなど、実際に被害を未然に防いだ実績があります。
専門家は、ブナの実の不作により、クマが人里近くに生える木の実を求めて下りてくる可能性が高いと指摘。
警報装置のような新しい技術と、生ゴミの管理といった地道な環境整備の両方が重要だとしています。



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