熊が出ない・出にくい観光地
全国的に熊の目撃や出没が相次いでいますが、比較的安心して観光できるエリアもあります。
地形や歴史的背景により、クマがほとんどいない、あるいは生息しにくい場所は次の通りです。
✔︎ 島しょ部(利尻島・礼文島・伊豆諸島など)
島は海に隔てられており、クマが定着しにくい環境です。利尻島では2018年に泳いで上陸した個体が確認されたものの、その後消息不明となっています。
✔︎ 九州
江戸時代に絶滅したと考えられており、現在は出没報告はありません。
✔︎ 四国の大部分
剣山山系(徳島・高知県境)にわずかな生息の可能性があるのみです。
✔︎ 伊豆半島(静岡県)
富士山南麓の都市化の影響でクマの移動が困難。西伊豆で100年ぶりに捕獲された例はあるものの、絶対数は少なく遭遇リスクは低め。
✔︎ 千葉県
利根川・江戸川などに阻まれ、江戸時代までに絶滅したとされています。
✔︎ 都市部
原則として熊の生息域から外れるため出没は少なめ。ただし町田市や札幌市東区など「意外な都市部」での出没例もあり、地形や緑地の近さに注意が必要です。
最近の熊出没事例(2025年8月)
松本市(長野県)
- 8月26日夕方、松本市宮渕地区・島内地区で熊らしき動物が目撃され、市が防災無線で注意を呼びかけ。
- 丸ノ内中学校では保護者送迎を要請、対応できない家庭には教職員が送り届ける対応を実施。
- JR島内駅でも注意喚起、松本駅からわずか3kmという市街地近接での出没に住民は驚きを隠せず。
岩手県滝沢市
- 一本木中学校にクマが廊下から侵入、副校長と鉢合わせ。幸いけが人なし。
- 防犯カメラには昇降口をうろつく様子が映り、学校は今後スプレーや爆竹購入も検討。
北海道・東北各地
- NHK調査によると、4月〜8月25日までに学校や周辺でのクマ目撃は39件。
- 北海道:12件
- 岩手:7件
- 山形:6件
- 青森:4件
- 宮城:3件
- 福島:2件
- 栃木・新潟・石川・長野・滋賀:各1件
- 秋田県では、学校周辺での目撃が65件(前年をすでに上回る)。
秋田市
- 8月26日午前、秋田市手形の市道でクマ1頭を70代男性が目撃。学校まで約300mの場所。警察が注意を呼びかけ。
北海道初山別村・中標津町
- 中学校敷地内でヒグマに発砲するも逃走。再侵入防止のため250mの電気柵を設置。
- 中標津町ではクマ出没訓練を実施し、380人が参加。警察や猟友会と連携を確認。
出没要因と専門家の見解
酪農学園大学・佐藤喜和教授は次のように指摘:
- 8月下旬は本来木の実が熟す前で餌が少ない時期。
- 猛暑や少雨で餌植物の成長が悪化し、人里に出やすくなっている可能性。
- 過疎化や高齢化で環境管理が手薄になり、人里のすぐ裏にクマが定着しやすい状況。
学校と行政の対応
- 秋田県北秋田市:児童1300人にクマ鈴を配布。
- 北海道教育委員会:登下校は保護者送迎やオンライン授業も検討するよう通知。
- 専門家の提言:
- フェンスや柵で学校侵入を防止
- 万一侵入時の避難マニュアル整備
- 生ゴミ管理・草刈りなど「学校環境からクマを遠ざける工夫」
まとめ
- 熊の出没は北海道・東北を中心に都市近郊や学校周辺にまで及び、全国で警戒が強まっています。
- 一方で、島しょ部や九州・千葉など、もともと熊が存在しない地域もあり、観光地選びの一助となります。
- 熊は本来人を避ける習性があり、冷静な備えと行動でリスクを抑えることが可能。
👉 ひとり旅や子ども連れは「熊が出にくい観光地」を選ぶのも一策。
👉 その他の場合はリサーチと対策を行い、過剰な旅行控えは不要。



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